マナーから考える「炭」「灰」の処理

焚火やバーベキューの後の火の始末、どうしていますか?
バーベキューコンロや焚火台に残った炭や灰は、ときどき処理に困ることがありますよね。

今回の記事は、そんな火の始末に関して、知っておきたい知識です。

筆者が見た残念な景色


これは、筆者があるキャンプ場で見た光景です。
直火禁止の芝生サイトに、無残に残された燃えかすと使用後の炭です。

他の場所も、

地面に炭が捨てられている光景がありました。
(黒い点々は全て炭です。)

これは、絶対にNG行為です。

この場所は、無料で使えるキャンプ場です。
水場やトイレも整備され、快適に使えるので、1年間を通して多くの方に親しまれています。
管理人不在の為、一部のマナーの悪い人によりこの様な状態となっています。

炭や灰の処理方法は??

炭は燃え尽きるまで時間がかかります。
片付けは時間に余裕をもって行いましょう。

片付けが間に合わない場合は?

水を張った金属製のバケツに炭を入れ、完全に消火します。

管理されたキャンプ場の殆どは、炭捨て場があります。
完全に消火した状態で、炭捨て場に処理しましょう。

炭捨て場がない場合は、消炭壺を使います。

出典:amazon

 

 

 

 

 

通販サイトなどで1,000円代から購入することができます。

消火の時にやらない方がいいこと。

バーベキューコンロや焚火台に直接水をかけることは、灰が飛び散るだけではなく、器材の損傷に繋がります。

炭は自然界には戻らない。

炭は気を蒸し焼きにして炭化させたものです。
元素記号はCである炭は、生分解しません。

地面に捨てられた炭は、その場所に残ります。
誰かが拾わない限り、半永久的に黒い汚れた場所となります。

「使用禁止」にさせないのは、利用者のマナー

アウトドアブームから、近年外遊びを楽しむ方が増えました。
キャンプ場だけではなく、山や河川敷、観光地でも利用者が増えることで、これまでになかったゴミなどが残されている場所も少なくありません。

これにより規制され、使用禁止になっている場所もあります。

気持ち良く外で遊びたいからこそ、「使う前より綺麗にして返すこと」は、最低限必要なマナーではないでしょうか。