ここ数年、人気が出てきたのが燻製作りですね。アウトドアコーナーにも燻製器やチップが多く並ぶようになり、自宅でも使えるような燻製器も増えてきました。
特にキャンプ中は時間もありますし、煙も気にしなくていいので、燻製にチャレンジするのにぴったり。そこで今回は燻製器の紹介やポイントなどを紹介します!
燻製器の大きさによるメリットとデメリット
大きい燻製器が必ずしもいいわけではありません。スペースや値段のほかに、煙を充満させるためにチップを使う量が多くなる・ヤニを洗う手間が大きいといったデメリットもあります。
どんな大きさの食材をどんな頻度で燻製するのか、自分のスモークスタイルに合った燻製器を選びましょう。
【UNIFLAME】フォールディングスモーカーFS-400
本格的にキャンプで燻製をしたいならこちら。少し重いですが折り畳みができ、長く使える一品です。
釣り下げフックもついていて、ベーコンなどの長いものを燻製したい方にもおすすめ。オーブンとしても使えます。
さらにロングタイプの600もあります。
値段:¥11,922
【Coleman】コンパクトスモーカー
ちょっとした燻製を気軽に楽しみたいという時に使いやすい、コンパクトタイプのスモーカー。
蓋の淵に水を入れることで煙が逃げるのを防ぎ、スモークしやすくしてあります。
内部で2段の網が使えるので、一度に燻製できる量も見た目より多いです。
煙の漏れも少なく家のコンロでも使えるので、日常的に燻製を楽しみたいという方にもおすすめ。
値段:¥4,318
【SOTO】燻家 スモークハウス
とりあえずスモークにチャレンジしたい、夏のキャンプに数回しか燻製はしない、という人におすすめなのがこちら。
ダンボールなので熱燻はできませんが、玉子やソーセージの温燻などが楽しめます。
アルミ受け皿や金網、ミニスモークウッドもついているので簡単。何度か使えるのもポイントです。
値段:¥998
【キャメロンズ】ミニスモーカー
コンパクトさにこだわるならこちら。見た目もシンプルで、燻製器とはわからないほどです。
密閉性にはやや欠けるのと、容量がやや少なめなのがネック。大きいブロックベーコンなどを作りたいと考えている人は、サイズをチェック。
ミニオーブンとしても使えるのもさりげなくうれしい機能。
値段:¥4,860
ダンボールで簡易燻製器を作る
ダンボールの側面にカッターで切り込みを入れ、箱より長い網を差し込みます。金串を差し込んでその上に網を乗せたり、フックをかけて食材を吊るすこともできます。
ガムテープで目張りをし、できあがったら剥がして開くだけ。そのまま燃やしてしまってもいいので、場所もとらないし掃除も必要ありません。
燃えるので熱燻は厳禁。スモークウッドで温燻にしますが、石を挟んでボウルを被せるなどして食材の脂がウッドに落ちないようにしましょう。
箱が大きければブロック肉なども燻製できますが、あまり重量がかかると箱が潰れることがあるので注意しましょう。
お茶の葉やコーヒー粉でも燻製ができる
ほうじ茶、麦茶、紅茶、緑茶など、乾燥した茶葉ならすべて燻製に使えます。ザラメでなくても、砂糖を混ぜて使えばツヤが出るのでおすすめ。コーヒー粉でも可。
ウッドチップに比べると色ツヤや風味は劣りますが、とにかく安くて手軽なのがメリット。チップを買ったはいいけど使い切れない、ということもないので、とりあえず燻製を試してみたい人にはおすすめです。
ウッドチップを作ってみる
サクラチップは、落ちている枝でも作ることができます。コツとはよく乾燥させること。生木を折ってきたりなどは当然NGです。
桜が咲いてる公園で小枝を拾って集めたり、枝を落としているときに声をかけてもらって帰ってもいいでしょう。
皮に含まれる樹脂により雑味が出るという声もあるので、剥いで作る人が多いようです。よく乾かして園芸用ハサミで細かく切ったり、鉈で破砕したりすれば完成です。
燻製をかけている間にナイフで細かく削ったりと、のんびりとした時間を楽しみながらのチップ作りも楽しいです。
作る時間すら味わいに変えてくれる『燻製』
短時間でさっとコンパクトに。長い時間をゆったりと煙とともに。どんなスタイルにも寄り添ってくれるのが燻製の楽しさです。
まずは揃えられるもので、気軽にスモークデビューをしてみませんか?
written by ashitamago