冬季のキャンプで防寒装備は必須となりますが、防寒度を上げれば容積や重さはある程度犠牲にしなければならず、結果着ぶくれの状態になってしまって夏季のキャンプほどの自由さは無いのが現実です。
そこで今回は、軽量化を目指して作られた防寒ジャケットがクラウドファンディングにて販売されていますので紹介したいと思います。
「軽くて暖かい」ジャケットの名前は?
今回紹介するのは大阪府吹田市に本社があるアパレルメーカー「双葉商事」のブランドである「KAPOK KNOT(カポックノット)」が販売する「エアーライトジャケット」という商品です。
出典:Makuake
製品特徴
なぜ「軽くて暖かい」のか?
「エアーライトジャケット」は、従来のダウンジャケットが800g~1kgという重さに比べ500gという軽量で作られています。
これは断熱素材に「カポック」を使用しているためです。「カポック」とは中米、カリブ諸島、南米北部、西アフリカ熱帯からインド、東南アジアまでに生育している木の実で、実の中にはいっぱいの繊維が詰まっています。
この「カポック」は、その軽さと短さ故に繊維にすることが難しく、商品化が困難な素材でしたが、「KAPOK KNOT」が大手企業との研究開発の結果商品化に成功したのです。
「カポック」の繊維は、中空になっておりコットンの1/8の軽さの元となっているだけでなく、中空部に湿気を吸い込み暖かく発熱する作用があります。
このことが「軽くて暖かい」を生み出しているのです。「エアーライトジャケット」にはシート状のカポックが中綿として使用されています。
その保温性は3℃の環境下で着用後1分の状態である赤外線カメラ写真で一目瞭然です。
耐水性も高い
ダウンジャケットは雨に濡れると1~2日乾かさなければ、羽毛がヘタってしまい、防寒能力が著しく低下してしまします。
「エアーライトジャケット」は、表面に特殊4層構造を施しており傘の20倍の耐水圧をもち、雨を確実に弾き防寒能力を維持します。
生産から縫製まで直接契約で納得のコストパフォーマンス
「エアーライトジャケット」を販売する「KAPOK KNOT」では、製品ができるまでのカポック農園、カポック加工工場、縫製工場など全ての工程において代表自らが現地へ行き、直接契約をしています 。
これにより「製造・販売・消費者」3つが納得するコストパフォーマンスを実現しています。
製品仕様
カラーバリエーション
ブラック
オリーブ
ブルー
素材 | 表生地:リサイクルナイロン100% 中わた:リサイクルポリエステル60%、植物繊維(カポック)40% 裏地:ポリエステル100% |
サイズ | メンズ:M・L・LL レディース:M・L |
販売価格は?
「エアーライトジャケット」はクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行発売されており、一般販売予定価格35,000円のところ先着80名さまに早割として11%オフの30,000円(税込)で販売されています。(2020年9月16日現在残り44名)
まとめ
今回は、軽量化を目指して作られた防寒ジャケット「エアーライトジャケット」を紹介しました。
「エアーライトジャケット」は、木の実由来の繊維「カポック」を中綿として使用しているためダウンのように生き物の命を奪うことが無くアニマルフリーで作られています。現在世界中で言われている「サスティナブル(持続可能な)」社会に貢献することにもなります。
興味のある方はクラウドファンディングサイト「Makuake」をチェックしてみて下さい。