キャンプの必須アイテムといえばテントですが、コットンテントが注目されています。アイボリーや淡いクリーム色のコットンテントは、暖かみのある生地はキャンプ場でも注目の的です。
今回は、そのコットンテントの魅力を探るべく、メリットとデメリット、選び方はメンテナンスについてご紹介します。
【CanvasCamp】SIBLEY 400 ULTIMATE PRO
コットンテントの生地は、コットン100%使用やコットンとポリエステルの混紡素材タイプもあります。ポリエステル混紡タイプは、耐水性が高くなるメリットがありますが、生地の暖かみにこだわるならコットン100%がおすすめ。
キャンバスキャンプのSIBLEY 400 ULTIMATE PROは、コットン100%の生地とサイドウォール内側のメッシュウォールで通気性を高め、虫の侵入も防ぎます。涼しげな外観と機能性で、日本の夏におすすめのコットンテントです。
サイズ:直径400×高さ250cm
収容人数:6~8人
総重量:約28kg
値段:¥122,040
コットンテントのメリットは?
暖かみのある生地は最大のメリットであるとともに、夏に涼しく冬暖かいことも特徴。空気の層が繊維の間にできるため、外気の影響が化繊より少なくなります。
また、コットンは化繊より紫外線に強く、劣化を防ぎ長持ちします。
デメリットは?
化繊と比較すると重く、降雨時は水分を含みかなりの重量になります。濡れたテントを乾かさないとカビの原因になるので、乾かす手間は必須条件。価格は、化繊テントと比較すると2~5倍ほど高額です。
コットンテントの選び方は?
重量がかさみ収納サイズも大きく、持ち運び可能な重さとサイズは選ぶ際の重要なポイントです。
コットンの性質から耐水性は化繊ほどではありませんが、耐水圧の高いタイプもあるので選択肢となります。
また、難燃性と保温性の高さから、冬キャンプ愛好家におすすめです。
使用感は?
ワンポール型のコットンテントは、簡単に設置できます。生地に暖かみがあるので、テント内も居心地よく感じられます。使い込むほどに独特の風合いを醸し、ティピーなどはツギハギもさまになります。
メンテナンスはどうすればいい?
コットンテントでメンテナンスが必要なケースは3種類あります。
1.濡れた場合
濡れたまま放置すると雑菌が繁殖してカビが発生し臭いの原因になります。劣化を早める直射日光を避け、風通しのよい場所で完全に乾燥させます。
2.汚れた場合
土埃などは、柔らかいブラシを使い現地で落とすのがベスト。しつこい汚れは、40℃ほどのお湯で中性洗剤を溶かし、タオルで汚れを拭き取り乾燥させます。
3.破れた場合
小さな裂けキズなら、市販のテント用リペアシートで補修可能。大きな穴は、メーカーのメンテナンスサービスかテント修理専門業者のほうが安心です。
コットンテントでスローキャンプを楽しもう!
手にしっくりするギアは、愛着がわき長持ちします。コットンテントのゆったりした暖かみは、テントの中をゆったりとした癒しの空間に変えてくれます。手入れも含めてじっくりと時間をかけて付き合うことで、コットンテントのスローキャンプは楽しんではいかがでしょうか。
written by ジプ蔵