アウトドアシーンでのナイフといえばロープを切る、調理をする、枝を削るなど様々ありますが、適切なナイフを使っていますか?ナイフに多くの種類があるのは、それだけ違う用途を想定して作られているからなんです!
今回は、マルチツールではなく切ることに重点を置いたナイフの選び方と種類、おすすめの厳選ナイフをご紹介していきたいと思います!!
ナイフの種類
[シースナイフ]
シースとは鞘のことで、折り畳まず固定された刃を持つナイフのことを指します。特長は丈夫でメンテナンスが、楽であるということ。また、鞘から出すだけなので片手で使用できることも重要です。
ナイフとして使う場合、基本的にできないことはありません。短所を挙げるのであればコンパクトではないというところでしょうか。
[フォールディングナイフ]
シースナイフに比べるとコンパクトで、刃をグリップ部分に折り畳んで収納できるので、携帯性に優れています。また、刃をロックする機能や、片手で刃を出し入れできるようになっているものも多いです。メンテナンスをしっかりやってあげないと簡単に錆びてしまったり、切れ味を維持できないということは注意が必要です。
・シースナイフがおすすめ
本格的に使う、丈夫で万能なナイフが欲しい、メンテナンスは楽なほうがいいという方へ
・フォールディングナイフがおすすめ
ちょっとしたキャンプや手軽に使えるものがいい、コンパクトなものが欲しい、女性でも扱いやすいものがいいという方へ
- モーラ・ナイフ Mora knife Companion 125 【125周年記念モデル】
モーラナイフはスウェーデンの、伝統あるナイフメーカーです。スウェーデン王室御用達の認定を受けた、信頼性とそのリーズナブルな価格で多くの人々に愛されています。
こちらは、創業125周年を記念して作られた、限定モデルのモーラナイフコンパニオン(シースナイフ)になります。刃はステンレス製で錆びにくく、手入れが楽です。また、背にはエッジがたっているのでファイヤースチールを削って、火花を飛ばすこともできます。
<製品スペック>
ブレード素材:ステンレススチール ハンドル素材:ラバー
刃長:約102mm 全長:約218mm 刃厚:約2.5mm
重量:約83g(ナイフのみの重量)
付属品:プラスチックシース
生産国:スウェーデン
- ベンチメイド ナイフ 140BK ニムラバス
ベンチメイド社は、米国オレゴン州に工場があるメーカーで、特殊部隊や警官を対象にした製品も作っており、ロゴマークである蝶が印象的です。
こちらは根強い人気があるシリーズのシースナイフで、刃を錆から保護する為にベンチメイド社BK1コーティングという、特殊加工がされています。また刃には154CMというステンレス鋼材が使用されており、硬度、耐食性に優れている高品質の素材になります。
<製品スペック>
全長:240mm
刃長:114mm
重量:175g
ブレード鋼材:154CM
ブレード厚:3mm
ハンドル材:アルミ
付属:ナイロンシース
- モキナイフ MOKI MK-533ANZ
モキナイフは刃物の街として、名高い岐阜県関市にある日本メーカーで、ハンドメイドの美しいナイフは、世界で高い評価を受けています。
こちらのフォールディングナイフの柄には、ジグドボーンというものが使われています。ジグドボーンとは牛の骨に模様を入れて、滑り止めを施したもののことで、非常に滑らかで艶があり大切にしたい、逸品になることと思います。
<製品スペック>
全長:163mm
刃長:65mm
ブレード鋼材:VG-10
ハンドル材:ジグドボーン
付属:リネンケース
- BUCK KNIVES バックナイフ 110 フォールディングハンター
バックナイフは1902年に、カンザス州の鍛冶屋H.H.BUCKが新しい熱処理方法を考え出したことで、スタートしたメーカーです。特にこのモデルは1964年の発売以降、世界中で愛用されている、折りたたみナイフの代名詞といっても過言ではない製品です。
刃には製造した年が分かるように、刻印が施されており、大切に扱えば何年も使用できます。ただし、偽物も流通しており、信頼できるお店で、ご購入されることをお薦めいたします。
<製品スペック>
サイズ:刃長87mm、全長220mm
重量:210g
付属品:革シース
- OPINEL(オピネル)ステンレススチール
オピネルはフランスで生まれたナイフメーカーで、創業以来変わらないシンプルなデザインは、アウトドア好きなら知らない方はいないでしょう。
オピネルのフォールディングナイフには、いくつか種類があり、簡単にご説明いたします。まず素材はステンレスとカーボンのものがあり、ステンレスは錆びにくい、カーボンは切れ味が鋭いが錆びるので、メンテナンスは絶対に怠れないという違いがあります。ビギナーの方にはステンレスがおすすめでしょう。
また、サイズも豊富にあり、刃渡り7cm~12cmのものが発売されています。だいたいの目安ですが、男性ならNo.8以上、女性ならNo.6、7あたりが良いと思われます。可能であれば、実際に店舗で握ってみて、使いやすいサイズを見つけてみてください。
メンテナンスは不可欠
どんな素材、メーカーのナイフでもメンテナンスは必要です!
切れ味は必ず落ちてきますし刃は錆びてきます。それを面倒に思わず手入れをしてあげれば、きっとあなたの良い相棒になると思います。
ぜひ、アウトドアギアの手入れも含めて、アウトドアライフを楽しんでください!!