キャンプで焚火を使い食事を作ると火の始末になかなか苦労することがあります。もっと言えば焚火中の火の管理の不始末により事故やひいては山火事を引き起こす可能性も否定できません。
今回は、火を使わなくてもキャンプにて温かい食事ができるというcloudsaramの「Baro Cook」という調理器具を紹介していきたいと思います。
「Baro Cook」はどのようにして開発された?
「Baro Cook」という製品は、cloudsaramがクラウドファンディングサイトである「Makuake」にて資金を募ることからスタートしました。
目標金額は300,000円のところ、2020年6月30日現在77名のサポーターから608,300円という資金が調達されました。それだけ商品に魅力があったという事でしょう。
「Baro Cook」はどんな製品?
それでは「Baro Cook」の商品説明をしていきましょう。
火が無くても加熱調理ができる
「Baro Cook」は普通加熱調理に必要な火が必要ありません。
なぜ火が必要無いかと言うと、発熱材と少量の水が反応することによって発熱し高温を発することによって簡単な調理ができるのです。その為焚火の準備や様々な調理器具の準備がいりません。
発熱は、下記の表にある通り最大温度が95℃で80℃以上の発熱が約1時間近く続きます。
発熱の秘密は天然鉱物で人体に無害
発熱材に使用されているのは天然鉱物で水と反応し発熱をしても人体に有害な物質を発しません。また天然物ですので、使用後は一般家庭ごみとして捨てることができます。
3種類のラインナップを用意
「Baro Cook」には、3種類のラインナップが用意されています。
そのうちの2つは弁当箱型で角形と丸形の2種類があります。
この弁当箱型は底部加熱ケースに発熱材を敷き、水を注入することによって発熱しステンレス製の上部容器の食材を温めます。
またこの弁当箱型には、アイスパックという名の保冷剤が付属しており、加熱時に発熱材を入れる底部加熱ケースにアイスパックを入れることによって保冷が可能となります。例えば夏の炎天下に常温では腐敗する可能性のある弁当を新鮮に保管することができます。
もう1つは、ポーチ型です。
このポーチ型は、食材と共に発熱材と水をポーチ内に入れ温める方式です。ポーチにはS・M・Lの3サイズがあり、Lサイズですと缶やレトルト食材・レトルトご飯が一度に3~4個入る容量となっています。
災害時でも活躍
「Baro Cook」は簡単な工程で加熱調理ができるため、災害時の停電時やガス供給ストップ時に加熱ができない場合でも水さえあれば、簡単な加熱調理ができ重宝します。
製品仕様
「Baro Cook」加熱式弁当箱(角形)
構成 | 発熱容器1200ml、ネオプレンカバー、50g発熱材1個、取扱説明書 |
重量及び大きさ | 19×14×13cm、650g |
材質 | 内容器:ステンレススチール(304) 外容器:ポリカーボネート(PC) フタ:ポリプロピレン(PP)、シリコン/ネオプレンのカバー |
「Baro Cook」加熱式弁当箱(丸形)
構成 | 発熱容器500ml、ネオプレンカバー、20g発熱材1個、取扱説明書 |
重量及び大きさ | 11.7×14.5×12cm、380g |
材質 | 内容器:ステンレススチール(304) 外容器:ポリカーボネート(PC) フタ:ポリプロピレン(PP)、シリコン/ネオプレンのカバー |
「Baro Cook」発熱パウチ
サイズ | ポーチL:横23.5×縦35cm ポーチM:横22×縦28cm ポーチS:横18.5×縦22cm |
材質 | ポリフィルム、発熱剤 |
製品構成 | ポーチLサイズ5個、ポーチMサイズ3個、ポーチSサイズ3個 発熱剤:50g×15個、20g×10個 |
発売価格は?
クラウドファンディングサイト「Makuake」では、「Baro Cook」フルセットとして、加熱式弁当箱(角形)1個、加熱式弁当箱(丸形)1個、発熱パウチLサイズ5個、Mサイズ3個、Sサイズ3個、発熱剤50g×15個、20g×10個、アイスパックLサイズ1個、Sサイズ1個、グリッパー、箸・スプーンをまとめて一般販売価格13,170円のところ7,900円(税込み)で販売しています。
各種オンラインショップサイトでも単品では販売しています。
まとめ
今回紹介した「Baro Cook」は、煮物や焼き物・炒め物などの高度な調理はできませんが、レトルト食品などを温めなおす程度やインスタントラーメンを作る調理には重宝するでしょう。
災害時でも非常に役立つので防災用に備蓄しておきたい商品です。クラウドファンディングサイト「Makuake」にてチェックしてみて下さい。