最も基本的なカメラの原理を使用したピンホールカメラ『Solarcan PUCK』が世界各国で先行発売中

デジタル技術が発達した現代、カメラと言えばスマートフォンの機能の一部であり気軽に撮影できるようになっています。カメラの歴史を現代からさかのぼっていくとデジタルカメラ→フィルムカメラとなっていきその歴史の最初にあるのがピンホールカメラです。

ピンホールカメラというのは密閉した箱にピンホールを開け外光を取り入れ、むすんだ画像を印画紙に写すという原理となっており、構造が簡単なため子供の学習教材として使用されることもあります。

そこで今回は、昔懐かしいピンホールカメラの原理を使用したギアが海外クラウドファンディングにて先行発売されていますので紹介したいと思います。

ピンホールカメラの原理を使用したギアとは？

今回紹介するのは、海外クラウドファンディングサイト「KickStarter」にてプロジェクトが行われている『Solarcan PUCK』というギアです。

『Solarcan PUCK』は、黒色アルマイト製の靴磨きの際に使うクリームが入っている缶のような形状のボディに直径0.5mmのピンホールが開いています。内部にはぴったりのサイズの印画紙が9枚セットされています。

使い方は簡単で、太陽光が十分降り注ぐ晴れの日に印画紙をセットした本体を撮影対象に向けてセットしておくだけです。

販売を行う「Solarcan」では2017年に同名のピンホールカメラを発売しています。

この製品は、1回撮影の使い切りタイプで露光時間が数週間から数か月というものでした。

それに比べて『Solarcan PUCK』では感度の高い印画紙を使用しているため露光時間が大幅に短縮され1日となっています。

実際に撮影された写真はこのようなものになります。

どの写真も、レンズを使っていない写真としては鮮明に取れており味わいがあります。また特徴としてどの写真にも白いラインが入っています。これは太陽が空を動いた（実際は地球が太陽の周りを回っているのですが）痕跡となります。

「KickStarter」にて発表されている使用は以下の通りです。

『Solarcan PUCK』は、プロジェクトが行われている海外クラウドファンディングサイト「KickStarter」にて2022年5月22日までの期間限定で1個22ユーロという価格で先行発売されています。その他にもお得な5個パックや20個パックのラインアップがあります。

なお、クラウドファンディングという性質上購入後の製品のお届けは2022年7月頃となります。

今回は、昔懐かしいピンホールカメラの原理を使用したギア『Solarcan PUCK』を紹介しました。

このギアは、訪れたキャンプ地にて残しておきたい風景を撮影したり、子供さんが写真の原理を学習するための良い教材になります。撮影方法も1日置いておくだけというのもうれしいところですね。

興味がある方は、海外クラウドファンディングサイト「KickStarter」をチェックしてみてください。