大型ハリケーンで緊急避難を余儀なくされて、一度に数百万人の人々が水へのアクセスを断たれてしまう、あるいは、自宅の水道水が有害物質に汚染されたら･･。
『SOURCE Rexi Hydropanel』
いつでも水を！
そんな人間の抱えるリアルな水問題に立ち向かうべく、「すべての人、すべての場所のための安全な水」を追求し続ける、アメリカ・アリゾナ州「Zero Mass Water」。彼らは2年前、太陽と空気だけで飲料水を作る、画期的なハイドロパネル「SOURCE Hydropanel」をリリースしました。
そして今夏、より小型で、より機能性を高めた『SOURCE Rexi Hydropanel』(Rexi)を発売します。(価格2,500ドル(約27万円)
パネルから水が湧き出る？
一見、変哲のないパネルから、なぜ水が湧き出るのか？
それは、特殊なパネルが優れた吸湿性を持ち、空気中の水分子のみを吸着させ、ろ過するからです。
しかも、水分の吸着から貯水槽へのろ過、ポンプ･アップして蛇口へ運ぶ、この全工程が太陽光発電で稼動するため外部電源は不要。完全オフグリッドなので、自然災害時でも水の確保は安心です。
この革命的な技術は、世界中から選ばれた多くのニューテクノロジーの中でも優れた作品として、2019年にLemelson-MIT Prize を受賞しています。
よりコンパクトに、さらに手軽に、そして機能的に！
そして新発売の『Rexi』は、サイズを半分まで小型化し、軽量化に成功。
より手軽に、誰にでもどんな屋根にも設置することができます。
専用アプリ「SOURCE User」を使えば、パネルの稼働状況から水質までが外出先からチェックできるため安心ですね。
近未来の砂漠のオアシス
まるでSF映画のような砂漠の中のオアシス！
『Rexi』は、自分でエアーフィルターや表面カートリッジを交換できるのも嬉しいですね。
気になる天候との関係ですが、雨天や曇りではパワー・ダウンするものの、湿度が少ない乾燥地でも大気中からわずかな水分を吸湿し、豊富な飲料水を作り出します。
「Zero Mass Water」のあるアリゾナ州は、観光名所として有名なソノラ砂漠など5つの砂漠が広がり、ところどころに高さ20mを超える巨大サボテンが生息する砂漠地帯。それでも、オフィスの屋根に設置した『Rexi』は、社員100名分に十分な水を作り出しているのです。
SF映画に出てきそうな、近未来型オアシスの登場です。
