アメリカのイエローストーン国立公園と冬のキャンプ

小さな島国である日本と比べ、アメリカには数多くの国立公園や豊かな森や自然、野生動物がいて、キャンプを愛する多くの人がいます。

そんな人たちにとっては、夏でも冬でも、キャンプをするのには関係ないようです。
アメリカ人が教える、アメリカ、イエローストーン国立公園と、冬のキャンプについて書いていきます。

イエローストーン国立公園

イエローストーン国立公園は、大部分がワイオミング州に属しています。

ソルトレークシティから車で5時間ほどかかりますが、アメリカで言う車で5時間は非常に近い感覚です。

イエローストーン到着後はハイキングをしてキャンプをしていきます。キャンプをする日数は各自の計画によりますが、せっかくイエローストーン国立公園まで行ったのなら、最低でも1週間くらいはキャンプをしないともったいないと思います。

1週間ハイキングでキャンプとなると、バックパックに詰めて持っていく荷物もかなり限られてきますし、なるべく荷物は軽くなるように考えなくてはなりません。

冬場は-10℃前後まで下がり、本当に寒くなると-20℃ということもあるので、防寒の準備をしっかり整える必要があります。

場所:アメリカ、イエローストーン国立公園
参考:ワイオミング州 政府観光局(アクセス方法)

雪中キャンプでの薪の探し方

冬場のキャンプは雪があるので、乾いている木を探すのが大変です。
雪があると、ほとんどの木や葉がとても濡れている状態です。

そんな中でも比較的乾いている木の見つけ方があります。
「パインツリー」と呼ばれる、日本でいうところの、マツの木がアメリカにはたくさんあるのですが、それらの木の根元は比較的乾いています。

パインツリーは低い位置まで枝が生えており、針葉樹林なので水をはじきやすく、雪が枝に積もったままの場合が多いです。キャンプファイアーの薪に困ったら、パインツリーの根元をチェックしましょう。
他にも、すでに枯れてしまっていて、他の木に寄りかかっている木も、雪には接触しておらず比較的乾いているため、そういうものはキャンプファイヤーに用いることが可能です。

キャンプファイアーのために

ライターもマッチもあった方がいいですが、ライターは急に壊れることもありますし、寒いと火がつきにくいです。

マッチは湿ったり濡れたりしてしまったら役に立ちません。日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカではキャンプのときはウォータープルーフのマッチが人気です。

また、キャンプに行く前に自宅で作れる便利なものもあります。それは、ワセリンをフライパンなどで溶かし、大きめのコットン(脱脂綿)にしみ込ませて冷まして固めたものです。

それらを袋に入れてキャンプに持っていけば、火を起こすときの着火剤として使えます。

 

 

自分に合ったレベルで楽しもう

冬のキャンプでは、キャンプファイヤーで暖をとることが非常に重要です。

特に気温が非常に低いので、無理をせず体温をいかに高く維持できるかが生命に関わってきます。

慣れも必要なので、だんだんとレベルアップしていろいろなキャンプスタイルに挑戦していくといいと思います。


written by Ameruka