【要対策!】キャンプでおこりうる7つのトラブルと対処法

キャンプでは思わぬトラブルに見舞われることがあります。キャンプを思う存分楽しむためにも、緊急事態に慌てないで対処する方法を確認しておきましょう。
実際に起こりうるトラブルとその対処法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

虫による被害

出典:photo AC

自然の中でおこなうキャンプですので、虫がたくさんいるのは致し方ないですね。
虫のなかでも特に危険なのがスズメバチ。

刺された場合、「アナフィラキシーショック」という急性アレルギー反応を引き起こして最悪の場合死に至ることもあり、要注意です。

対処法

もし刺されてしまったら、躊躇することなく病院へ行くか救急車を呼びましょう。
応急処置として、水で毒を洗い流すのが有効。間違っても口で吸出してはいけません。
洗い流した後は冷やして、抗ヒスタミン軟膏(かゆみ止め)を塗っておきます。

テント火災

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テント火災はとても危険です。逃げ遅れた方が死亡してしまった事例も実際に起こっています。
原因の多くは就寝中に使用していたストーブ。

ガスストーブなどをつけっぱなしの状態で眠ってしまい、なにかの拍子にテントや寝袋に引火してしまうのです。また、ガスバーナーに点火した瞬間に爆発することもあり、テント内でのガスバーナーの使用には注意が必要です。

対処法

テントに火が引火してしまったら、すぐその場を離れて消防車を呼びましょう。
携帯できる小型の消化ボンベが販売しているので、すぐ手に取れる場所に置いておくのもおすすめ。

テントの火災は未然に防ぐことが重要です。特に就寝時にガスストーブを使用するのは厳禁。
極寒地でも使用に耐えられるテントや寝袋を使用します。また、湯たんぽや電気毛布を使用するのもおすすめです。

強風でテントが飛ばされる

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強風によってテントが飛ばされることがあります。フレームが曲がってしまったりテントが引きずられて底が破れてしまったりと、愛用のテントが大きなダメージを受けてしまうことも。
なによりも、他のグループの迷惑になりますし、火のある場所へ飛ばされてしまうと大変危険です。

対処法

まずテントの設置場所に気を配りましょう。基本はテントの入り口を風下にします。風上に設置すると、テントが舞い上がることがあります。

ペグを打つ際はフレームの延長線上にペグダウンするのが有効的。フレームが曲がってしまうのを防ぎます。また、周りに大きな石があれば、しっかり打ち込んだペグやロープを石で固定しましょう。

焚き火での火の粉

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キャンプの醍醐味のひとつでもある焚き火ですが、問題は火の粉。
火の粉は大切な服やテント、タープなどに穴を開けてしまうことがあるので要注意です。

対処法

テントやタープから離れた位置で焚き火をおこなう、または火の粉に強い生地を採用しているテントや焚き火服が販売されているので活用しましょう。

ロープやペグにつまずいて転倒

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意外と多いのがロープやペグにつまずいて転倒すること。特に日が暮れてしまうと見えにくいですね。

対処法

最も効果的なのが、カラフルで目立つロープやペグを使うこと。
ペグのなかには、蓄光式やLED内蔵のものがあり効果的です。

キャンプ用品の盗難

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高価なキャンプギアやレアアイテムが盗まれてしまう事例は珍しくありません。

対処法

特に夜は危険。一番の対策がテント外で置きっぱなしにしないことです。
特に、高価なアウトドアチェアなどは持ち出しやすく、狙われやすいので気をつけましょう。

動物による被害

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自然の中でのキャンプですから、周りには多くの野生動物が生息していることもあります。
特に熊やイノシシ、猿などは遭遇すると大変危険です。

対処法

対処法としては、とにかく寄せ付けないこと。テントの外に食べ物を残したままにしてはいけません。
もし動物に遭遇してしまったら、刺激しないようにそっと静かにその場を離れましょう。

トラブル対処法を覚えておきましょう

万が一トラブルがおこっても、適切な対処法を知っていれば緊急事態を回避できます。
また、トラブルを起こさないように注意することも重要。
ぜひトラブル対策をしっかりおこなって、充実したキャンプを楽しみましょう!