お子様とちゃちゃっと簡単!春のキャンプ飯教えます!

子どもをキャンプに連れて行くときに「自然を感じてほしいから」と思う人は多いでしょう。季節の変化を大いに感じられるのがキャンプ。やはり季節感の感じられることを体験させてあげたいですよね。

そこで今回は、子どもでも食べやすい春の食材、菜の花とたけのこを使った簡単レシピをご紹介します!

菜の花

牧場や畑が近いとよく咲いている菜の花。菜の花摘みをできるところもありますね。分けてもらえるか聞いてみるのもいいでしょう。時期になると、直売所や道の駅でも売っていることが多いです。
咲ききってしまったものは難しいですが、ちょっとつぼみが開いているくらいなら大丈夫。黄色い色どりも可愛いです。

あさりと菜の花のパスタ

・材料(2人分)
スパゲッティ 200g
あさり 300g
菜の花 80g
にんにく 1かけ
オリーブオイル 大さじ2
白ワイン 50cc
塩コショウ 少々

・作り方
①あさりは砂出しをし、殻をこすり合わせて洗っておく。にんにくはみじん切り、菜の花は3cmくらいに切る。
②フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れてから火にかける。香りが出てきたらあさりを入れ、少し炒めてから白ワインを入れる。
③あさりの殻が開いたら塩コショウをして、火からおろしておく。
④スパゲッティを指定の時間ゆでる。茹であがりの2分前くらいになったら菜の花を一緒に入れてゆがく。
⑤ゆであがったらスパゲッティと菜の花をフライパンに移し、火にかけて味を調える。仕上げにオリーブオイルを回しかけて完成。

少しスパゲッティのゆで汁が入ったほうがおいしいので、ザルにあけたりしなくても大丈夫。お玉や、あればトングなどでザッと移してしまいましょう。

大人だけなら、にんにくと一緒に鷹の爪を入れると味がしまります。

菜の花のごまあえ

・材料
菜の花 ひとつかみ
塩 ひとつまみ
すりごま 大さじ1
砂糖 小さじ1
醤油 小さじ1

・作り方
①菜の花を食べやすい長さに切る
②たっぷりのお湯を沸かした鍋に塩を入れ、菜の花をゆでる。1分くらいで柔らかくなるので、煮ないように注意。
③ザルにあけて粗熱を取り、すりごま、砂糖、醤油であえる。

切ってゆでるだけの簡単レシピ。お子様も好きな、甘めのごまあえです。鰹節と醤油でおひたし風に、ラー油と醤油でナムル風にとアレンジもできます。

食べる分だけ胡麻和えにし、残った分は翌日バターソテーなどにしても。火が通っているので、さっと炒めるだけですぐに食べられて便利です。

たけのこ

春ならではの食材といえばたけのこ!たけのこ狩りができるキャンプ場も多いですね。
掘ったばかりならあく抜きする必要もなく、簡単に調理できます。

焼きたけのこ 桜煎り酒

・材料
たけのこ(皮つき) お好みで
桜煎り酒
日本酒 1合
桜の花の塩漬け(葉の塩漬けでも可)
鰹節 15g

・作り方
①たけのこは皮を剥かずにそのまま火にくべる。大きさや火加減にもよるが20~30分ほど。根元に串がスッと通ればだいたいOK。
②煎り酒を作る。鍋に日本酒を入れて火にかけ、沸いたら1分ほどそのままアルコールを飛ばす。
③鰹節と桜の花の塩漬け、又は葉の塩漬けを刻んだものを入れて弱火で3分ほど煮詰める。(7分目くらいになるまで)
④火からおろし、冷めたら漉す。
⑤焼けたたけのこをスライスし、刺身のように煎り酒をつけていただく。

煎り酒は醤油代わりに昔から使われている調味料。保存するために普通漉しますが、そのまま使っても問題ありません。

桜の花の塩漬けが漂う煎り酒もオツなものです。
桜の塩漬けが無ければ、本来の作り方である梅干しでも作れます。味を見て塩分が足りなければ、塩を足してください。

たけのこのメンマ風

・材料
たけのこ 600g
サラダ油 小さじ1
ごま油 小さじ2
塩 ひとつまみ

調味料
みりん 小さじ1
砂糖 小さじ2
醤油 小さじ2
オイスターソース 小さじ2
中華だしの素 15g
チューブにんにく 5g
水 500cc

・作り方
①たけのこはあく抜きし、2cm幅程度に短冊切りにする。
②水気を切り、サラダ油で炒める。
③調味料をすべて加え、汁気がなくなるまで炒り煮にする。
④最後にごま油を入れて軽く炒める。

豆板醤やラー油、鷹の爪などを加えると、おつまみにもピッタリなピリッっと辛いメンマ風に。お子様と作るときは抜いた方がいいかもしれません。

あく抜きが面倒なら、水煮でももちろん作れます。あっさりした味に飽きてきたらぜひ挑戦してみてください。

春の味覚を楽しもう!

私は春といえば山菜なのですが、やはり子どもには不人気…。
そんなお子様でも食べやすい味を揃えてみたので、ぜひ春のキャンプ料理に取り入れてみてください。


written by ashitamago