冬キャンプ・アウトドアの事故事例と対策を紹介！

キャンプが好きなら、冬キャンプにも積極的に出かけることが多いでしょう。
しかし、実は冬に起こるキャンプ・アウトドア事故はとても多いのです。

冬キャンプの事故事例紹介

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冬キャンプ・アウトドアの事故事例とその対策について詳しく解説します。

一酸化炭素中毒
火災
低体温症
滑落事故

①一酸化炭素中毒

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湖上のテント内でワカサギ釣り中に一酸化炭素中毒が起きました。
テント内で暖をとるために、調理用ガスバーナーを使用していたようです。
この事故で2名が意識不明状態になりました。

ガスバーナーが原因となる理由

ガスバーナーは燃焼の際に二酸化炭素を主に排出しますが、不完全燃焼が起こると一酸化炭素が発生します。
特にテント内のような狭い場所で使用した場合、不完全燃焼が起きやすくなります。
また、テントを少し開けているだけでは、空気が十分に循環せず、一酸化炭素が溜まることがあります。

一酸化炭素中毒を防ぐための対策

小型で携帯可能な一酸化炭素警報器をテント内に設置することで、危険を早期に察知できます。
テント内でガスバーナーを使用する際は、入口や通気口を広く開け、しっかり換気しましょう。
ガスバーナーを長時間使用せず、火を消したら十分に換気を行い、酸素を供給することが重要です。

②火災

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キャンプ場でテントが全焼する事故が発生しました。
寝袋のそばでカセットボンベを使うガスストーブを使用していて、気づかない間に燃え移ったようです。

ガスストーブによる火災事故に至った原因

燃えやすい生地の近くでガスストーブを使用したことが一番の原因です。
また、寝袋は綿の入ったナイロン製で引火しやすい素材だったことも要因の一つです。

ガスストーブによる火災事故を防ぐための対策

就寝時の使用は控えましょう。
燃えやすいもの（テント生地、寝袋、衣服など）の近くで使用しないようにしましょう。
使用するガスストーブは、転倒時やガス漏れを検知して自動的に火を消す安全装置が搭載されているものを選ぶことも重要です。
万が一に備えて、消火器や水を入れたバケツを用意しておくことをおすすめします。

③低体温症

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冬の登山で、登山者4人が低体温症により命を落とし、遺体で発見されました。
当日は、前夜より風は弱まっていたものの、曇天で雨がぱらついていたようです。

低体温症に至った原因

登山中に天気が悪化し、動けなくなって体温が急激に低下したことが原因と考えられます。
また、「こんな厳しい山とは思わなかった」という証言もあり、冬の山を軽視していたことが事故の原因になった可能性もあります。

低体温症を防ぐための対策

薄手のウールやフリースを重ね着し、アウターには防風・防水機能を備えたものを着用し、体温を逃がさないようにします。
頭や手は体温を奪われやすい部分なので、暖かい帽子と防寒手袋を着用します。
また、体温を維持するために、高カロリーの食事や温かい飲み物を摂取することも重要です。
アウトドア活動を始める前に天候を確認し、悪天候が予想される場合は無理をせず、中止や撤退を検討することも必要です。

④滑落事故

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富士山須走口9合目付近で、滑落したとみられる男性が、他の登山者によって発見されました。
通報を受けた山岳遭難救助隊などが約12時間後に男性を救助し、打撲や凍傷があるものの命に別条はなかったようです。

滑落してしまった原因

冬は地面が凍結したり、雪が固くなったりして滑りやすくなるため、滑落した可能性があります。
風や吹雪が強いと視界が悪くなり、足元の状況が確認しにくくなるため、滑落する危険性が高まります。
また、「富士登山は初めて」と話していることから、富士山登山に対しての知識や準備不足も事故の原因となった可能性があります。