冬場のキャンプは、寒いのが当たり前ですがさまざまなギアや焚き火などの暖房器具によって防寒が可能です。しかし料理や洗い物に使う水は、キンキンに冷えていて指先が凍えてしまうことはありませんか?それを防ぐためには適温のお湯を用意しておけばいいのですがなかなか手間なことだと思います。
そこで今回は、キャンプで適温のお湯がすぐに使えるギアがクラウドファンディングにて先行発売されていますので紹介したいと思います。
ブランド紹介
今回紹介するギアは、2021年3月に立ち上げられたキャンプギアブランド「IRON SHOP(アイアンショップ)」から販売されています。
「IRON SHOP」では「Return to the wild(自然へ還れ。)」をキーワードに建設現場から出る端材や廃材を利用してギアを制作・販売しています。代表的なギアとしては「TRIANGLE【三角の焚き火台】」などがあります。
「IRON SHOP」がプロジェクトを行う新製品とは?
2021年12月13日までの日程でクラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクトが行われている「IRON SHOP」のギアは『IRON STOVE(アイアンストーブ)』といいます。
製品特徴
『IRON STOVE』は、2WAYで使える焚き火台です。
2次燃焼焚き火台として
通常焚き火にて出るやっかいな煙を再燃焼させる2次燃焼を行い、少ない燃料で効率よく燃焼する焚き火台となっています。結果炎から煙が出ることが少なくなります。
燃料は、薪のほかにペレットの使用も可能です。薪とペレットの同時使用をすれば火力が安定します。
また消火時には下部についている灰受けトレイを燃焼口に被せることによって素早く鎮火させることができます。
適温なお湯が供給できる
『IRON STOVE』の最大の特徴は、実用新案登録出願中の構造である水をお湯に変え供給する給湯機能です。
焚き火台の底にステンレスの配管が通っており、タンクからの水を流し込むと焚き火台に残る灰の余熱によって温められてお湯になります。
そして温まったお湯はサイフォンの原理により蛇口から自動的に流れ出します。
このお湯は40~50℃の適温になっており、冬キャンプで手が凍える洗い物をお湯でできたり、たらいにお湯をためておくと足元をじんわり温める足湯として利用できます。
耐火・耐食性に優れたステンレス製
焚き火台のボディ部分は、耐食性に強いステンレスであるSUS430を採用しており熱歪みを極力抑えています。
配管部分は、腐食に強いステンレスSUS304を採用しており耐火性も高くなっています。また手曲げにて加工し接合部分は溶接によって仕上げています。
製品仕様
セット内容 | 2次燃焼ストーブ本体蓋付/お湯ユニット/灰受けトレイ/ステンレスメッシュホース・ゴムホース(連結) |
材質 | 本体SUS304/内部ユニットSUS403/ステンレス製バルブレバー ビニールカバー付き/ステンレス製メッシュホース50cm/ゴム製ホース50cm/ステンレス製ホースバンド/真鍮製ホースニップル/ステンレス製ホースカプラ/ステンレス製リングジョイント/ステンレス製変換ジョイント(オリジナル製) |
サイズ | 本体 W390mm H220mm D110mm/お湯ユニットW420mm H195mm D1 50mm/ゴムホース1000mm ステンレスメッシュホース500mm |
重量 | 4.8kg |
価格と販売方法は?
『IRON STOVE』は、プロジェクトが行われているクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行発売されています。
ハンドメイドにて制作しているギアですので今回のプロジェクトでは50台の限定発売となっており、2021年11月22日現在残り5台となっています。販売価格は55,500円(税込)となっています。
まとめ
今回は、キャンプで適温のお湯がすぐに使えるギア『IRON STOVE(アイアンストーブ)』を紹介しました。
水のタンクとこのギアを用意さえすれば、焚き火をしながら継続的にお湯が供給されるシステムは画期的だと思います。注意したいのお湯を作るユニットの保障期間が1年となっています。その期間内に支障が出た場合は無料取り換えが可能、期間外でも有償で交換が可能です。
興味がある方は、クラウドファンディングサイト「Makuake」をチェックしてみてください。