ここ数年で一大ブームになったグランピング。2020年、国立公園でもグランピングができるようになるかもしれません。
環境省が推進する、「明日の日本を支える観光ビジョン」。その一環として計画されているのが、【国立公園満喫プロジェクト】です。
8つの国立公園で「国立公園ステップアッププログラム2020」が策定されており、国立公園を『長期滞在したくなる魅力的な場所』にするべくさまざまな計画が立てられています。
8つの国立公園について、現時点でわかっているプロジェクトの一部を抜粋しました。
阿寒摩周国立公園
オンネトー国設野営場の民間経営委託、及びグランピングなどを予定。
伊勢志摩国立公園
サイクリングや自然を楽しめるツアープログラムなどを予定。グランピングに関する施策は今のところ明記されていません。
阿蘇くじゅう国立公園
2018年に民間企業と連携し、試験的にグランピングを導入。
慶良間諸島国立公園
シーカヤック、シュノーケリング、SUPなどのアクティビティが楽しめる。今後、陸からのホエールウォッチングなど、陸域でのアクティビティを強化していく予定。
日光国立公園
2018/9/8~9で、The Caravan in 日光国立公園が開催されました。
霧島錦江湾国立公園
2019/11/2、3で、The Caravan in 霧島錦江湾国立公園が開催されました。
十和田八幡平国立公園
通常のキャンプ場に加え、新しくグランピング、体験型コンテンツの充実化を予定。
大山隠岐国立公園
野鳥観察もできる「大山森の遊歩道」が楽しめるほか、大山の野鳥や植物情報、自然解説をビーコンと連動して提供できる携帯アプリ「大山自然図鑑」を開発中。
連携企業にはスノーピークとWonder Wanderersが
連携予定企業は、アウトドアで地域を活性化させてきたスノーピークと、旅するアウトドアホテル「The Caravan」を展開するWonder Wanderersの二社が挙がっています。
スノーピークは阿蘇くじゅう国立公園で、Wonder Wanderersは日光国立公園などでそれぞれ実施。
今はまだグランピングをやる予定のない国立公園も多いですが、環境省の取り組みということなので、成功例ができれば今後他の国立公園に導入されることもあるかもしれません。
実際に一般利用できるのはまだまだ先になるかもしれませんが、どんなグランピングになるか、今から楽しみですね!
The Caravanの予約はWonder Wanderersに情報が出るので、興味のある方はそちらをチェックしてみるといいでしょう。2020年の予定は春頃に出る予定だそうです。
Wonder Wanderers公式サイトはこちら
https://wonderwanderers.com/
国立公園をより楽しめる施策
このほかにも、新規バスの運行ルートの確保や、展望台の整備、カフェの設置など、多くの施策が予定されています。
国立公園はどこも広々としていて、大自然に囲まれ、アクティビティには最高のロケーションです。
「最大の魅力は自然そのもの」というコンセプトにあるとおり、その大自然を思う存分体験できる場所になることでしょう。
このプロジェクトを経て、国立公園がさらに快適に、より楽しめるようになりそうですね。
大自然の魅力を味わえる国立公園へ
この8つの国立公園の他に、支笏洞爺国立公園、富士箱根国立公園、中部山岳国立公園の3公園の名前も挙がっています。
すぐにとはいかなくても、今後もグランピングなどのアクティビティが楽しめる国立公園が増えていくかもしれません。
国立公園の自然はどこも素晴らしいので、グランピングで楽しめたら最高ですね!
国立公園満喫プロジェクト 公式ページはこちら
http://www.env.go.jp/nature/mankitsu-project/
written by ashitamago