BBQや調理で手軽に火を使えるガスバーナー(ガストーチ)。
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、ガス製品の事故発生件数は年々増えており、2022年には全体の約90%がガストーチによる事故であったと報告されています。
身近な製品だからこそ、事故は他人事ではありません。
実際に発生した事故事例から「なぜ発生したのか?」「どうすれば防げたのか?」を学んでいきましょう!
ガストーチ事故事例紹介
車の荷台から火が出た!
発生日時及び事象
2018年7月(愛知県/20代男性/拡大被害)
車の荷台にて火災が発生。
周辺を焼損してしまった。
原因
ガスバーナーとガスボンベを装着したまま工具箱にしまったため、点火ロックがONになっておらず、何かしらの要因で点火ボタンが押され出火した。
対策
使用しない場合は、ガスバーナーをガスボンベから取り外して保存・運搬する。
点火ボタンを何度も押したところ炎が上がった
発生日時及び事象
2020年6月(広島県/50代女性/軽傷)
ガストーチ使用時に火がつかず点火ボタンを繰り返し点火。
すると火が出てやけどをしてしまった。
原因
ガスバーナーをしばらく倉庫内に放置しており、本体のガス通路に昆虫の巣が詰まっていたことが原因。
そのため使用時にガスが逆流し、逆流したガスに着火してしまった。
対策
久しぶりに使うガストーチは、詰まりなど確認してから使用する。
ネットで購入したガストーチで点火したところ本体付近から出火した
発生日時及び事象
(北海道/20歳代男性、使用期間約3カ月/拡大被害)
使用時、本体付近から出火し周辺を燃やしてしまった。
原因
ガスバーナーと本体を取り付けるOリングの厚みと幅が、通常より不足していた。
海外製のガスバーナーを使用していたが、製造業者が不明のため事故原因の特定はできなかった。
対策
海外製のガスバーナーは国産にくらべて1/3程度の価格で販売されているが、安易に安いからといって購入しないほうが良い。
ガスバーナーをライターを用いて使用したところボンベが爆発した
発生日時及び事象
2016年7月(石川県/女性、5~9歳/軽傷)
露店で点火棒を用いてガスバーナーを使用。
ガスボンベが爆発し周囲を破損してしまった。
原因
通常操作とは異なり、点火棒(ライター)を使用して点火しようとしたため、正常に空気が供給されず異常燃焼状態になった。
バケツに入れて消火しようとしたが、ガスボンベ自体が加熱されており爆発してしまった。
対策
ガスバーナーは「直立」状態で、「点火ボタン」を押して使うのが前提。
点火ボタンを押してもつかない場合は、使用をやめるほうが安心。
AIからのおすすめ
ガスバーナーを使用する際には、
安全上の注意が必要です。以下に一般的なガスバーナーの事故事例とそれを防ぐための注意点をいくつか挙げます:
- ガス漏れによる火災や爆発:
ガスバーナーの接続部分やホースに亀裂や破損があると、ガス漏れが発生しやすくなります。
使用前にガス漏れを確認するために、石鹸水や洗剤を使って泡立てて漏れを確認しましょう。 - 燃焼不良による一酸化炭素中毒:
十分な換気を確保し、ガスバーナーを屋内で使用する際には一酸化炭素検知器を設置することが重要です。
また、燃焼不良を防ぐために定期的な点検とメンテナンスを行いましょう。 - 火傷や火災:
ガスバーナーは高温になるため、取り扱いには十分な注意が必要です。
使用中や使用後も十分に冷ましてから取り扱いましょう。
また、周囲に燃えやすい物を置かないようにし、火の取り扱いには慎重に行いましょう。
おススメの商品としては、以下のようなものがあります:
- ガス漏れ検知器:
ガス漏れを早期に検知し警告してくれる検知器です。
家庭用のものからプロ用のものまでさまざまな種類があります。 - 一酸化炭素検知器:
一酸化炭素中毒を防ぐための検知器で、屋内でのガスバーナーの使用時には特に重要です。 - 火傷防止グローブ:
高温のガスバーナーを取り扱う際に火傷を防ぐためのグローブが役立ちます。
これらの商品や注意点を守ることで、ガスバーナーの事故を防ぎ、安全に使用することができます。
※当コンテンツはAIによる自動生成のため、正確性に欠ける場合がございます。
まとめ
実際に起きた事故として、「きちんと本体を接続できていなかった接続不良」「本体内にゴミなどがありうまく燃焼できなかった整備不良」「粗悪品使用」、による事故を紹介しました。
ガスバーナーはとても便利な道具です。
正しい使い方で事故を防止しましょう!
参考: nite独立行政法人 製品技術基準機構
※写真はすべてイメージです
written by 水木 幸