Burning Manってどんなイベント?3分でアメリカの伝説の奇祭をご紹介!

「噂には聞いたことがあるBurning Man、まだどんなイベントか知らない」そんなあなた必見!ど派手なBurning Manの魅力から参加方法まで、詳細にご紹介します。これを読んであなたも参加に備えましょう。

1.Burning Manとは、アメリカの奇祭

Burning Manとは、一言でいえば、アメリカの交流イベントです。

アメリカ北西部のブラックロック砂漠で、毎年5万人以上が参加する恒例行事として8月末から1週間ほど開催されています。

参加者は、キャンピングカーやテント、食料、水を持ち寄ります。
なぜなら、居住スペース、食料などは一切提供されないからです。

生活インフラが氷とトイレ以外一切無い環境の中で、見ず知らずの人々と共同生活を営みながら、自分の本能に従って生き抜き、自分のスキルを形に出して表現します。イベントが終了したらBurning Man像を燃やします。

このBurning Man像は、このイベントを象徴する木製の像です。The Man像とも呼ばれます。この像は高さ数十メートルあり、イベント終了時に燃やされます。

ちなみに、開催地が砂漠なので、時折砂嵐が吹き荒れます。
これもBurning Manの醍醐味でしょう。

2.Burning Manの魅力は自分のスキルアップ?

Burning Manの魅力は自分のスキルを鍛えられる点です。
その魅力を伝える前に、まずは生活状況からご説明します。

環境保全のためのトイレと、食料鮮度維持のための氷が提供されます。
それに加えて参加者が持ち寄ったアイテム以外は、何も準備されない原始的な状態です。

公共交通機関、インターネット、テレビ、電話、住居、ガソリンスタンドはありません。それどころか、生活に必要な電気、ガス、水道、衣服の提供もありませんし、生命活動に必要な、食料、水も一切支給されません。

また、Burning Man会場内では『金銭のやり取りの一切を禁止』しており、すべて物々交換によって成り立つ『贈り物主義』が大前提です。

そのような非日常的な状況下で、参加者が得られるものは次の5つです。

・出会い
・問題解決スキルの向上
・親切心が身につく
・独創性の向上
・適職が見つかる

窮地に追い込まれるほど、人間は自身の実力を出せる傾向があります。

会場には誰もジャッジする人はいません。
お互いに協力しあって、恥じることなく自分のスキルを活かします。

ラジオ局、診療所といったサービスを作り出し、
音楽、絵画、アクセサリー教室などの娯楽を提供し、食料が足りない人に持ち寄った食料を与え、衣服の交換なども行います。

これらはもちろん、お金のやり取りを一切介していません。
あえて、このような非日常的な空間にとびこみ、
自分にできそうなことを探して積極的に実践するのが目的です。

3.Burning Manの約束事? 10 Principles「Burning Manの10の掟」

Burning Manでは、共通の価値観を持つことで、イベントを盛り上げていきます。
それがこの「10 Principles」です。

  1. Radical Inclusion「誰でも受け入れよ」
  2. Gifting「贈り物主義厳守」
  3. Decommodification「資本主義は無しだ」
  4. Radical Self-reliance「自分を信じよ」
  5. Radical Self-expression「自分を表現せよ」
  6. Communal Effort「共同生活に励め」
  7. Civic Responsibility「一市民としての常識を持て」
  8. Leaving No Trace「最後には何も残すな」
  9. Participation「人と関われ」
  10. Immediacy「直観で生きよ」

Burning Manを充実させるために必要なルールたちです。

加えて、No Spectator「傍観者は帰れ」という合言葉があります。
イベントには自分の意思で積極的に参加してこそ、自分の価値が再発見できるのです。

4.日本からの参加方法は?

もちろんから日本からでも参加できます。
毎年SNSやWEB上で参加報告が多く掲載されます。
日本からの参加者も一定数います。

毎年、Burning Manのチケット情報が開示されるサイトがあります。
http://tickets.burningman.org/

Burning Manに参加するにあたり、チケットが必要です。
チケットは約$400です。
チケットを購入するためにはまず、アカウントを作りましょう。
https://profiles.burningman.org/

5.まとめ:積極的に参加しよう

Burning Man像自体の炎上も非常に豪快で芸術的です。
ですが、傍観する側に回ってはいけません。

Burning Manでは、参加者はみな踊り子です。
積極的に参加しなければ、白い目で見られてしまいます。

積極的に参加することで、共同生活の中で自分の特技を見つける
絶好のチャンスになります。

自分探しにBurning Manの参加を検討してもいいでしょう。

written by libsome
今年こそは次世代型のテントを手に入れるぞと躍起になっている20代前半男子。