キャンプで天体観測を楽しむノウハウについて

キャンプと言えば、テントをたてる楽しさやキャンプ飯、焚き火などの楽しさがありますが、大自然の中楽しめる「天体観測」にも注目が集まっています。

しかし、どういった方法で天体観測を楽しめば良いかわからないという人も多いと思いますので、今回はキャンプで天体観測を楽しむノウハウについて詳しく解説していきます。

キャンプで天体観測を楽しむためのアイテムとは?

出典:「Pixabay」HP

まずキャンプで天体観測を行うのに必要なアイテムはどのようなものがあるでしょうか。

天体望遠鏡や双眼鏡

天体望遠鏡や双眼鏡があれば、本格的に天体望遠鏡を楽しむことができます。
肉眼でも星空は楽しめますが、天体望遠鏡や双眼鏡があれば、よりくっきり、そして肉眼では見えない星も見えます。

方位磁石

出典:「O-DAN」HP

意外に見落としがちなのが、方位磁石です。
どの方向にどんな星が出ているか、下調べをしておき、現地で方位磁石を使えばより楽しめます。
大自然の中では方位がわからなくなるので、方位磁石もマストアイテムと言えるでしょう。
もしなければ、スマートフォンの機能にコンパス機能がついているものもあります。
こちらを上手に活用してみてください。

ランタンやヘッドライト

出典:「O-DAN」HP

天体観測を楽しむには、まわりが暗ければ暗いほどベストな環境になります。
しかし、現地に向かうまでにあたりが暗ければ危険です。
そのようなときに役に立つのが「ランタン」や「ヘッドライト」といった周囲を照らすアイテムです。

観測地についたらランタンやヘッドライトは全て消して、最高の天体観測を楽しんでください。

事前準備はしっかり整えておく

出典:「O-DAN」HP

天体観測を集中して楽しむなら、さきほど紹介していたアイテムだけでなく、事前準備がとても大切です。
イメージしていたような天体観測ができなかったということにならないために、次の解説もチェックしておいてください。

明るいうちに現地に着いておく

出典:「O-DAN」HP

天体観測をするなら、明るいうちに現地に着いて、天体望遠鏡などの組み立てを行っておきましょう。

また、同時に明るいうちにファインダーの調整なども済ませておくことをおすすめします。

暗くなるとランタンの光では組み立てが難しく時間がかかってしまい、ベストタイムを逃してしまうこともありますので、少しでも明るいうちに済ませておくことをおすすめします。

天体望遠鏡はベストタイムまでしまっておく

出典:「O-DAN」HP

夜になると気温が下がり、天体望遠鏡に夜露が付きやすくなります。
そのため、セッティングが終わった天体望遠鏡は、夜露を避けるために車の中にしまっておくか、シートなどをかけて夜露があたらないようにしておきましょう。

季節ごとに見える星座

出典:「O-DAN」HP

星座は季節ごとにベストシーズンがあります。
天体観測を楽しむなら、どの星座を見るにはどのシーズンがベストなのかを事前に知っておくことをおすすめします。

3月から5月頃(春)

春に綺麗に見える星座と言えば「北斗七星」です。
北斗七星は「おおぐま座」の一部で、大きな熊の背中からしっぽに当たる部分が北斗七星です。

6月から8月(夏)

夏の代表的な星座と言えば「さそり座」です。
オリオンが「自分より強い生き物はいない」と言っているのを聞いた絶対神ゼウスの妻ヘラが怒り、オリオンの元に1匹のサソリを放ち何も知らないオリオンはサソリにさされて死んでしまうというという神話に出てくることで有名な星座です。

オリオンを倒したことをたたえられて、サソリはさそり座になりました。

9月から11月(秋)

秋に見える星座と言えば「アンドロメダ銀河」です。
条件が整えば肉眼でもぼんやりではありますが見えるのですが、天体望遠鏡を使えばとても綺麗に見ることが可能です。
ぜひ装備を整えてアンドロメダ銀河を見つけてみてください。

12月から2月(冬)

星座の中で最も有名な「オリオン座」は、冬がベストシーズンです。

先ほども解説した、ギリシャ神話に登場するオリオンですが、オリオンはサソリを嫌っていますので、夏の星座のさそり座が沈むと、冬にオリオン座が現れます。

まとめ

天体観測はとても奥の深い楽しみ方ができます。
まずは、基本的なことをしっかりと整えて、キャンプと合わせて天体観測を楽しんでみてください。