私たちが日頃利用する、宅配便・引っ越しなどや、企業がおこなう物の配送に使われている「段ボール」は、19世紀のイギリスで発明されたもので日本へは1900年代初頭に入ってきました。
それまで輸送や貯蔵に使われていた木箱より利便性が高いため、またたく間に普及し現在に至っています。
また段ボールには、強度を利用して災害時の避難所での簡易ベッドやプライベートを確保するための仕切りなどに使用されることもあります。
大型のものであればSLの実物大模型を段ボールで制作したという例もあります。
そこで今回は、段ボールで作られたアウトドアギアがクラウドファンディングサイトにて先行発売されていますので紹介したいと思います。
段ボールで作られたアウトドアギアとは?
今回紹介するのは、2022年9月9日からクラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクトが開始されている『”ほぼ”紙のクーラーボックス』『紙の折りたたみテーブル』の2ギアです。
両ギアは、クリネックスやスコッティとして有名な日本製紙グループの紙商社「日本紙通商株式会社」が販売しています。
『”ほぼ”紙のクーラーボックス』
段ボールとバイオマス度50%以上の環境配慮型の断熱材だけで作られたクーラーボックスです。
紙とは思えない防水性能
段ボールには新素材「防水ライナ」が使用されていますのでボックス内部に水を張っても大丈夫なほどの防水性能を持っています。
断熱性能
断熱材は、発泡スチロールと同等の保冷性能を持っています。
内容量
350ml缶18缶相当が収納可能な13リットルの容量があります。
機能的な設計
持ち運びに便利なように縦長のフォルムで設計されており、持ち運びを容易にする取っ手もついています。
また使わないときは広げて(965㎜×965㎜)収納が可能です。
製品仕様
外寸 | 縦:318㎜、横:305㎜、高さ:325㎜ |
内寸 | 縦:278㎜、横:220㎜、高さ:220㎜ |
展開サイズ | 縦:965㎜、横:965㎜ |
重量 | 約1.3㎏ |
材質 | 本体: 段ボール、蓋: 段ボール 断熱材: でんぷん、紙粉、PP |
保存方法 | 高温多湿を避け、屋内にて保存を推奨 |
『紙の折りたたみテーブル』
A3サイズの段ボールがテーブルに早変わり
元はA3サイズの段ボールを裁断することによってパーツに分解し組み立てることによって小型のテーブルになります。
組立時間も約20秒と簡単です。
コンパクトに収納できかつ軽量
全体はA3サイズの段ボールですが折りたたむことによってA4用紙を縦に折った大きさまでコンパクトになります。
また重量は約100gと超軽量です。
抜群の強度と撥水性
段ボール製と言って侮ってはいけません。
組立時には、500mlペットボトルが20本(約10kg)が乗っても大丈夫な強度があり、表面を撥水加工していますので水がこぼれても大丈夫です。
(劣化につながりますので、水がついた場合はすぐに拭き取ってご使用ください。)
製品仕様
組立てサイズ | 縦:297㎜、横:202㎜、高さ:49㎜ |
展開サイズ | 縦:297㎜、横:410㎜ |
重量 | 縦:965㎜、横:965㎜ |
重量 | 約 100g |
材質 | 段ボール |
保存方法 | 高温多湿を避け、屋内にて保存を推奨 |
不要になった時の処理が楽
両ギアに共通して言えるのは段ボールというエコな材質で出来ているため、不要になった際に燃えるゴミとして簡単に廃棄できます。
簡単に燃えるため焚き火の燃料としても使用することも可能です。
『”ほぼ”紙のクーラーボックス』『紙の折りたたみテーブル』を手に入れるには?
『”ほぼ”紙のクーラーボックス』『紙の折りたたみテーブル』は、プロジェクトがおこなわれているクラウドファンディングサイト「Makuake」にて2022年10月16日までの期間で、一般販売予定価格(『”ほぼ”紙のクーラーボックス』が2,640円(税込)、『紙の折りたたみテーブル』が990円(税込))から数量限定で割引された先行販売価格で購入できます。
まとめ
今回は、段ボールで作られたアウトドアギア『”ほぼ”紙のクーラーボックス』『紙の折りたたみテーブル』を紹介しました。
この両ギアの最大の利点は、同等品を段ボール素材以外で購入した場合と比べると圧倒的に安価になることです。キャンプ初心者がお試しで購入してみるのに適しています。またエコを意識する方にも使ってほしいギアとなっています。
興味のある方は、クラウドファンディングサイト「Makuake」をチェックしてみてください。