岐阜の町工場「田中金属製作所」が高性能シャワーヘッドで培った技術を詰め込んだ真鍮製火吹き棒『火樂~KAGURA~』が先行発売中

日本は、かつて技術立国と言われ卓越した製造技術を駆使し付加価値のある製品を製造し、国内・海外に販売することで国を支えてきました。大企業だけでなく日本において99%以上を占める中小企業にもそのことが言え、現在でも世界に誇る技術を有している小さな町工場が多数存在しています。

そこで今回は、そんなある町工場が他にまねできない技術で開発したキャンプギアがクラウドファンディングにて先行発売されていますので紹介したいと思います。

町工場が開発したキャンプギアとは?

今回紹介するのは、2022年4月28日よりクラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクトが行われている『火樂~KAGURA~』というギアです。

出典:Makuake

メーカー紹介

『火樂~KAGURA~』を製造販売しているのは、 岐阜県岐阜市に本社がある「田中金属製作所」というメーカーです。

「田中金属製作所」は本社とは別に岐阜県山県市に美山工場があり真鍮を中心とした金属加工おこなうメーカーです。
水栓バルブの製造から始まり現在では、空気を取り込み勢いはそのままで節水になるシャワーヘッドや、美容に良いとされるウルトラファインバブルを発生させる高機能シャワーヘッド製造販売をしています。

出典:Bollina

シャワーヘッドの技術を詰め込んだ火吹き棒

『火樂~KAGURA~』は真鍮の棒を削り出して制作された火吹き棒です。
その吹き口には24個の穴からなる「デュアルジェット」が採用されています。

出典:Makuake

「デュアルジェット」には3つの効果があります。

  1. 焚き火の熱気の逆流防止
  2. 周囲の空気を取り込み燃焼を促進
  3. 必要以上の空気を送り込まない

これらは全て水流の中に空気を取り込むシャワーヘッドの技術を応用して開発されたものです。

出典:Makuake

出典:Makuake

出典:Makuake

分解して持ち運べる構造

火吹き棒と言えば細長い構造が特徴で焚き火の焚き付けには重宝する反面持ち運びに苦労する一面もありました。

しかし『火樂~KAGURA~』は、吹き口とヘッドを含めた8つのパーツに分離が可能ですので持ち運びが簡便です。連結部は「田中金属製作所」の高精度なネジ加工が施されていますのでガタツキやゆるみのない仕上げとなっています。

出典:Makuake

また分解ができるので個々の部品のメンテナンスも楽におこなうことができます。

出典:Makuake

製品仕様

サイズ全長×外径×内径:540✕φ31.5mm✕φ14mm
(ジェット先端部はφ10mmにテーパー加工)
重量363g
材質真鍮(C3604)
表面仕上切削加工+電磁バレル研磨
構造8ピース構造分割式(マウスピース✕1 ジョイント✕6 ジェット✕1)

出典:Makuake

『火樂~KAGURA~』を手に入れるには?

『火樂~KAGURA~』は、プロジェクトが行われているクラウドファンディングサイト「Makuake」にて2022年7月26日までの期間限定で一般販売予定価格15,400円(税込)から割引された先行販売価格で数量限定販売されています。

なお、クラウドファンディングという性質上、購入後の製品のお届け予定は2022年8月末頃です。

まとめ

岐阜県の町工場「田中金属製作所」が開発したキャンプギア『火樂~KAGURA~』を紹介しました。

このギアは真鍮製ですのでフォルムが管楽器のような高級感があります。それに加えて本来の用途である火吹き棒の性能を高めた高機能ギアでもあります。焚き火を愛するキャンパーに是非持ってほしい逸品です。

興味のある方は、クラウドファンディングサイト「Makuake」をチェックしてみてください。