真っ青な晴天に、白い雪渓の残しそびえ立つ山塊。夏の高山は、多くの人の心を引きつけてやみません。そんな標高の高い山で見かけるお花畑の高山植物は、清冽な美しさとともに深く夏の思い出を刻みます。
お子さんとの夏の思い出作りに、最高のシャッターチャンスのために、夏山の高山植物を観察できるキャンプ場をご紹介します。
高山植物を観察できるキャンプ場は?
高山植物とは森林限界より標高の高い高山帯に生えている植物のこと。森林限界は地域によって異なるため、寒冷地の平地に生育する場合もあります。
ただ、キャンプ場近くで高山植物を観察できるエリアは、夏でも冷え込みます。防寒対策を整えて夏キャンプを楽しんでください。
【福島県】休暇村裏磐梯キャンプ場
裏磐梯の豊かな自然に囲まれたキャンプ場です。桧原湖や秋元湖など、多くの湖水がある裏磐梯エリアは標高はさほど高くないのに、湖畔に高山植物や絶滅危惧種の植物が観察できる貴重な自然の宝庫です。
住所:福島県耶麻郡北塩原村桧原小野川1092
電話:0241-32-2421
休暇村裏磐梯キャンプ場について
https://www.qkamura.or.jp/bandai/camp/
天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/8t
【富山県】雷鳥沢キャンプ場
北アルプスの名峰立山周辺で、唯一のキャンプ場です。登山のベースキャンプだけに車の乗り入れは不可ですが、標高2280mとまさに高山帯にあります。キャンプ場周辺で観察できる植物は、チングルマ、イワカガミ、コバイケイソウなどと種類も豊富です。
住所:富山県新川郡立山町芦峅寺雷鳥平
電話:090-1632-9141
雷鳥沢キャンプ場について
https://www.info-toyama.com/s/spot/index.cfm?action=detail&cl_id=31029
天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/is
【群馬県】丸沼高原オートキャンプ場
標高1500mで高原キャンプを楽しめるのが丸沼高原オートキャンプ場です。キャンプ場から行けるロックガーデンは標高2000m。シラネアオイやコマクサ、エゾリンドウなど可憐な高山植物が見られます。
住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58
電話:0278-58-4300
丸沼高原オートキャンプ場について
https://www.marunuma.jp/green/attraction/camp/
天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/AN
【長野県】森のリゾート小梨
名峰穂高の岩壁を望む上高地にある、リゾート施設「森のリゾート小梨」にあるキャンプ場です。上高地の登山道周辺で、ギョリンソウやジャコウソウ、サンカヨウなど数十種類の高山植物が観察できます。
住所:長野県松本市安曇上高地4468
電話:0263-95-2321
森のリゾート小梨について
http://www.nihonalpskankou.com/facility/camp.php
天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/4J
【愛知県】休暇村茶臼山高原チャウシカのキャンプ場
標高1200mに位置し、夏の涼しさと星空で定評ある休暇村茶臼高原にあるキャンプ場。茶臼山高原では7~8月に、キバナヤマオダマキ、ヤマホタルブクロなどが有名。車で足を伸ばせば千畳敷カールの高山植物も楽しめます。
住所:愛知県北設楽郡豊根村坂宇場御所平70-163
電話:0536-87-2334
休暇村茶臼山高原チャウシカのキャンプ場について
https://www.qkamura.or.jp/chausu/camp/
天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/Ef
【愛媛県】姫鶴平キャンプ場
標高1300mで、雄大な四国カルスト高原の360度に広がる大パノラマが楽しめるのが姫鶴平キャンプ場。貴重な石灰岩植物やヒメユリ、ヤマシャクヤクなどが観察できます。
住所:愛媛県上浮穴郡久万高原町中津7027番地2
電話:0892-54-2518
姫鶴平キャンプ場について
http://www.yanadani-skk.jp/hotel_camp.html
天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/L
高山キャンプで美しい植物と涼しい夏を楽しもう!
高山帯のキャンプ場は、日本の夏がうそのような涼しさが満喫できます。それは、環境の厳しさも意味していますが、そこに生育している植物の可憐な美しさに秘めた強さを教えてくれます。そんな大自然の美しさと強さに触れるため、高山キャンプを楽しんではいかがでしょうか。
written by ジプ蔵