日本人の主食である「お米」。食べるためには炊くことが必要ですが、近代以前は竈(かまど)で1日分のご飯を炊くのが一般的でした。そして1902年(明治35年)のガスを使った炊飯器、1923年(大正12年)に電気を使った炊飯器が考え出され、時代の変遷とともに保温機能が付加されるようになり、いつでも温かいご飯が食べられるようになりました。最近では美味しくご飯を炊くための技術を搭載した高級炊飯器も人気です。
そこで今回は、アウトドアでも使える炊飯器が新発売されましたので紹介したいと思います。
メーカー紹介
今回紹介する製品は、1930年(昭和5年)創業の産業・家庭用ガス関連企業である「岩谷産業株式会社(Iwatani)」から販売されています。
「Iwatani」と言えば家庭用カセットボンベ及びそれを使用した機器の老舗で、バーベキューで使えるカセットコンロはもちろんのこと、アウトドアに持ち出せるガスストーブやアウトドアブランド「FORE WINDS」なども展開しています。
「Iwatani」の新製品とは?
2021年4月28日に新発売された「Iwatani」の新製品は『HAN-go』といいます。
製品特徴
『HAN-go』は「どこでも炊き立ての美味しいごはん!」をコンセプトに開発されたカセットボンベ式ガス炊飯器です。
カセットボンベ式なので使う場所を選ばない
前述したように「Iwatani」と言えばカセットボンベです。『HAN-go』も燃料としてカセットボンベを使用しているため、都市ガスや家庭用電源が必要なく使う場所を選びません。
出典:イワタニアイコレクト
ガスの直火で美味しくごはんが炊ける
最近では電気炊飯器が主流ですが、本来ご飯を美味しく炊くには、直火が最適と言われています。
『HAN-go』は、ガスによる直火が、米一粒一粒をしっかり・ふっくら炊き上げます。また1~5合が炊けますので一人用・カップル用・ファミリー用と様々なキャンプにて使用できます。
難しい火加減調整は無用、お手入れも簡単
直火での炊飯は、火加減が難しく調整が必要ですが『HAN-go』は、レバーとつまみを操作するだけで1合で約12分、5合で約18分で美味しいごはんが炊きあがります。
また釜は、フッ素加工され取り外し可能ですので使用後のお手入れも簡単です。
製品仕様
サイズ | 約幅275mm×奥行275mm×高さ334mm |
重量 | 約5kg(容器〈ボンベ〉は含まず) |
発熱量 | 約0.8~1.3kW〈693~1,140kcal/h〉(1~5合炊き) |
ボンベ1本あたり炊飯回数 | 1合の場合:約19回/5合の場合:約8回 |
炊飯時間 | 1合の場合:約12分/3合の場合:約15分/5合の場合:約18分 |
点火方式 | 連続放電点火(単3乾電池1本付属) |
安全機能 | 圧力感知安全装置、立ち消え安全装置 |
価格と販売方法は?
『HAN-go』は、「Iwatani」のオンラインショップ「イワタニアイコレクト」にて予約販売が行われています。
価格は、59,800 円(税込)となっています。
まとめ
今回は、アウトドアでも使える炊飯器『HAN-go』を紹介しました。
本製品は、そのネーミングの通り従来キャンプにてご飯を炊いてた「飯盒」にとって代わろうと開発した製品です。フォルムはスタイリッシュでまるでお洒落なキャンプを目指す方には最適だと思います。
興味のある方は、製品紹介HPや「イワタニアイコレクト」をチェックしてみて下さい。