自然エネルギーを使った発電には、太陽光・水力・風力などがあります。
その一つである、風力発電を好きな場所で出来るポータブル風力発電機『Wind Catcher』がアメリカのクラウドファンディングサイトKICKSTARTERにて支援を募集中です。
重さは約10㎏。
組み立ては1人でも15分程度で完了!
収納時は分解して持ち運びができるため、キャンプでも利用可能です。
自分専用の風力発電機『Wind Catcher』を紹介します。
簡単セットアップの風力発電機『Wind Catcher』
『Wind Catcher』は、デンマークにある風力エネルギーの研究開発を行う会社KiteXによる製品です。
アウトドアでも使いやすいように、持ち運びやすくセットアップが簡単な風力発電機です。
使用イメージ
ポータブル電源に給電
発電した電気をポータブル電源へ充電することが可能です。
ソーラー発電と併用
ソーラーパネルと並列接続することにより、24時間発電が可能になります。
HookUp Advanced
図のように接続することによりAC電源への変換が可能です。
アプリで発電状況を確認
専用アプリケーションから、発電量・タービン制御・使用状況などが確認できます。
15分でセットアアップが完了
1人でも設営可能となっており、約15分でセットアップが完了です。
詳しい設営方法については、YouTubeに公開中の動画をご確認ください。
ポータブル電源との互換性について
JackeryやECOFLOWといったポータブル電源への充電も可能です。
動作確認については下の図をご確認ください。
600Wの『Wind Catcher』と200Wの『Wind Catcher Lite』の2種類
Wind Catcherには、出力が異なる2製品が存在します。
いずれも風速4mくらいから発電を始め、200wのWind Catcher Liteは風速5.5mで、600wのWind Catcherでは風速7.5mにてフルパワーになります。
600Wと200Wの違い
600Wは風が強い地域で個人用の電気機器への電力への給電に適しています。
電気自動車や電動工具への給電などが可能です。
200Wは風が弱い季節や地域での利用に適しています。
150~600Whのポータブル電源への充電や小型冷蔵庫などへの給電が可能です。
強風時は自動でタービンが停止
風速15mを超えると自動的にタービンが停止するようになっています。
また、風速22~24mを超える場合は使用を控えてください。
製造・販売元について
- 会社名称:KiteX
- 所在地:デンマーク コペンハーゲン
- 創立:2016年
- 公式サイト
- Twitter:@kitextech
- Facebook:@KiteX.tech
博士号及び航空宇宙工学に造詣があるAndreas Okholm氏により設立された会社です。
風力エネルギーを手ごろな価格帯で利用するための研究開発を行っています。
もっと知りたい!という人は、ぜひプロモーションムービーもご覧ください。
出典:KICKSTARTER
仕様
- 定格出力:200W (Windcatcher Lite, 5.5m/s), 600W (Windcatcher, 7.5 m/s)
- 重量:10㎏
- 風速(動作範囲):2 – 15 m/s. Survival, 15 – 22 m/s
- 電圧:19.8-22.8V (Windcatcher Lite), 42.0-45.6V (Windcatcher)
- 防水仕様:IP54
- 温度範囲:-10~30度
まとめ
コンパクトに持ち運びができる、自分だけのポータブル風力発電機『Wind Catcher』。
キャンプや自宅での電気の確保はもちろん、子供の学習用としても試してみたい発電機です!
現在、早割支援として200w出力の『Wind Catcher Lite』がDKK7,390、600W出力の『Wind Catcher』がDKK9,990にて支援を受付中です。
支援受付は、2021年3月28日までとなっており2021年12月末に発送予定となっています。
※残念ながら現時点では日本への発送には対応していません。
気になる方は、KICKSTARTERのサイトをのぞいてみてくださいね。
written by 水木 幸