HD画像と動画撮影を可能にした未来の双眼鏡が開発されました。SF(サイエンス・フィクション)から生まれたデジタル双眼鏡です。
この注目の新商品は、まだ発売前ですが、その詳細は徐々に明らかとなってきているようです。ご紹介いたします。
次世代双眼鏡『DoubleTake』
初めてのお披露目となったのは「CES 2019」です。発表された次世代双眼鏡『DoubleTake』は、カナダの「光学機器会社NexOptic」が開発しました。双眼鏡の覗くという概念をなくし、双眼鏡に写る映像をデジタルディスプレイで表現しています。
従来の映像機器より簡単に操作することができるようなシステムを採用し、また、映像をより鮮明に映すための設計が施されています。同時に複数の人が、双眼鏡で見る映像をシェアできるよう形にしたのです。
『DoubleTake』の機能とスペック
プロセッサーはAmbarella H2を搭載
独自に開発された「Blade Optics」光学技術で、大きな映像サイズで、高い解像度にデータ化することができます。その効果は一目瞭然。従来より美しく、また暗い場所でも明るく鮮明に映し出すことができます。
大型LCDモニタと5インチのHDタッチスクリーン
従来の双眼鏡とは違い、目にフィットさせて焦点を合わせる必要が無く、自動的に映像化し見やすくしてくれます。タッチスクリーン採用で、とにかく操作も簡単です。
2.5倍と10倍の2段階の光学ズーム搭載
2段階のズーム機能はボタン操作で瞬時に切り替えが可能で、被写体を見つけやすく追跡しやすくしています。双眼鏡なのですが、デジタルカメラのように撮影がしやすくなっています。
12Mピクセルと4K映像を記録することが可能。
より遠くの映像を鮮明に記録することができます。
モバイル機器でシェアが可能
いままで双眼鏡を覗き込むことでしか見られなかった映像を、デジタル画像や動画として、たくさんの人たちと共有することができます。
高度な耐久性
防水と強い衝撃に耐えるよう設計され、加工が細部にわたり施されています。いろんな場所に持ち運び撮影することができるため、旅やアウトドアの頼もしいパートナーといえます。
リチウムイオンバッテリー
小型で寿命の長くハイパワーなリチウムイオン電池。一番のメリットはその軽さです。
重量
発売前なので、正確なデータは無いようですが、デジタルカメラのように「片手で簡単に操作できるもの」と解説されています。見た目より軽いのは間違いないでしょう。
注目のデジタル機器はいつ発売されるの?
次世代双眼鏡として発表された『DoubleTake』ですが、操作は簡単で軽量コンパクトサイズ。使い勝手が良さそうなので、写真や動画撮影の自由度がとても高そうです。現在、商品化されるのは2019年の後半と言われていますが、その性能をきけば聞くほど、発売が待ち遠しくなる商品といえそうです。