新潟県上越市は、2018年12月に火災で焼失してしまった『南葉山荘跡地』にオートキャンプ場を整備することを市議会で明らかにしました。
『南葉山荘跡地』のある南葉高原キャンプ場は、キャンプやハイカー、家族連れなどの憩いの場として利用されている人気のキャンプ場。
南葉高原キャンプ場になかったオートキャンプ場を整備することで、新たな客層の獲得を期待したいとしています。
『南葉山荘跡地』とは
南葉高原キャンプ場は、久比岐県立自然公園の名峰として名高い、標高949mの南葉山中腹に位置しているキャンプ場。
テントサイトや宿泊ができる山小屋風バンガロー、食堂と売店のある南葉ロッジで構成されています。
その一角にあった南葉山荘は、1982年に整備された木造平屋建て建物。
位置的に日本海や市街地を一望できる眺望が素晴らしい場所で人気スポットでした。
火災により焼失
2018年12月19日の午後9時40分頃、南葉高原キャンプ場で火災が発生し、多くの通報から消防車4台が出動。未明の午前3時前には鎮火しました。
キャンプ場の受け付けや食事ができる南葉ロッジに被害はなかったものの、南葉山荘は全焼。キャンプ場は休業中でけが人がいなかったのが不幸中の幸いでした。
その後、警察と消防、上越市の調査により落雷が原因と推測されています。
オートキャンプ場として整備
『南葉山荘跡地』は、眺望のよい人気スポットだったこともあり、市議会は車が乗り入れられるオートキャンプ場として整備することを決定。開会中の市議会で明らかにしています。
昨今、車を横付けできるオートキャンプ場は家族連れなどに人気。関係者は、「南葉高原キャンプ場にはなかった機能を整備することで、新しい客層を招き入れることが期待できる」としています。
もともと、南葉高原キャンプ場にはバンガローやロッジがあるため、建物は建設しない予定。オートキャンプ場用の炊事場やトイレなどを整備する方針です。
まずは、近隣のオートキャンプ場を視察して必要な設備を検討するとのこと。2020年度以降の整備を目指しています。
日本海を一望できるオートキャンプ場へ
『南葉山荘跡地』は、日本海が一望でき、新緑から紅葉まで季節の移り変わりを楽しめる場所。
オートキャンプ場として整備されれば、人気のアウトドアスポットになるのではないでしょうか?
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- 参考サイト:上越タウンジャーナル