「噂には聞いたことがあるBurning Man、まだどんなイベントか知らない」そんなあなた必見!ど派手なBurning Manの魅力から参加方法まで、詳細にご紹介します。これを読んであなたも参加に備えましょう。
1.Burning Manとは、アメリカの奇祭
Burning Manとは、一言でいえば、アメリカの交流イベントです。
アメリカ北西部のブラックロック砂漠で、毎年5万人以上が参加する恒例行事として8月末から1週間ほど開催されています。
参加者は、キャンピングカーやテント、食料、水を持ち寄ります。
なぜなら、居住スペース、食料などは一切提供されないからです。
生活インフラが氷とトイレ以外一切無い環境の中で、見ず知らずの人々と共同生活を営みながら、自分の本能に従って生き抜き、自分のスキルを形に出して表現します。イベントが終了したらBurning Man像を燃やします。
このBurning Man像は、このイベントを象徴する木製の像です。The Man像とも呼ばれます。この像は高さ数十メートルあり、イベント終了時に燃やされます。
ちなみに、開催地が砂漠なので、時折砂嵐が吹き荒れます。
これもBurning Manの醍醐味でしょう。
2.Burning Manの魅力は自分のスキルアップ?
Burning Manの魅力は自分のスキルを鍛えられる点です。
その魅力を伝える前に、まずは生活状況からご説明します。
環境保全のためのトイレと、食料鮮度維持のための氷が提供されます。
それに加えて参加者が持ち寄ったアイテム以外は、何も準備されない原始的な状態です。
公共交通機関、インターネット、テレビ、電話、住居、ガソリンスタンドはありません。それどころか、生活に必要な電気、ガス、水道、衣服の提供もありませんし、生命活動に必要な、食料、水も一切支給されません。
また、Burning Man会場内では『金銭のやり取りの一切を禁止』しており、すべて物々交換によって成り立つ『贈り物主義』が大前提です。
そのような非日常的な状況下で、参加者が得られるものは次の5つです。
・出会い
・問題解決スキルの向上
・親切心が身につく
・独創性の向上
・適職が見つかる
窮地に追い込まれるほど、人間は自身の実力を出せる傾向があります。
会場には誰もジャッジする人はいません。
お互いに協力しあって、恥じることなく自分のスキルを活かします。
ラジオ局、診療所といったサービスを作り出し、
音楽、絵画、アクセサリー教室などの娯楽を提供し、食料が足りない人に持ち寄った食料を与え、衣服の交換なども行います。
これらはもちろん、お金のやり取りを一切介していません。
あえて、このような非日常的な空間にとびこみ、
自分にできそうなことを探して積極的に実践するのが目的です。
3.Burning Manの約束事? 10 Principles「Burning Manの10の掟」
Burning Manでは、共通の価値観を持つことで、イベントを盛り上げていきます。
それがこの「10 Principles」です。
- Radical Inclusion「誰でも受け入れよ」
- Gifting「贈り物主義厳守」
- Decommodification「資本主義は無しだ」
- Radical Self-reliance「自分を信じよ」
- Radical Self-expression「自分を表現せよ」
- Communal Effort「共同生活に励め」
- Civic Responsibility「一市民としての常識を持て」
- Leaving No Trace「最後には何も残すな」
- Participation「人と関われ」
- Immediacy「直観で生きよ」
Burning Manを充実させるために必要なルールたちです。
加えて、No Spectator「傍観者は帰れ」という合言葉があります。
イベントには自分の意思で積極的に参加してこそ、自分の価値が再発見できるのです。
4.日本からの参加方法は?
もちろんから日本からでも参加できます。
毎年SNSやWEB上で参加報告が多く掲載されます。
日本からの参加者も一定数います。
毎年、Burning Manのチケット情報が開示されるサイトがあります。
http://tickets.burningman.org/
Burning Manに参加するにあたり、チケットが必要です。
チケットは約$400です。
チケットを購入するためにはまず、アカウントを作りましょう。
https://profiles.burningman.org/
5.まとめ:積極的に参加しよう
Burning Man像自体の炎上も非常に豪快で芸術的です。
ですが、傍観する側に回ってはいけません。
Burning Manでは、参加者はみな踊り子です。
積極的に参加しなければ、白い目で見られてしまいます。
積極的に参加することで、共同生活の中で自分の特技を見つける
絶好のチャンスになります。
自分探しにBurning Manの参加を検討してもいいでしょう。
written by libsome
今年こそは次世代型のテントを手に入れるぞと躍起になっている20代前半男子。