環境に配慮するブランド「Patagonia(パタゴニア)」からクラフトビール『ロング・ル―ト・IPA』が新発売

人類は、太古の時代狩猟や採集にて暮らしていましたが、穀物を栽培することを覚えると定住することができ発展を遂げました。黄河・インダス・メソポタミア・エジプトといった世界4大文明はいずれも穀物を大量生産できることによってできあがりました。

時は過ぎ令和の現代、78億を超える世界人口を支える穀物は十分生産されているのに、その多くが畜産業の餌として利用され、必要とする人々の手に渡らず飢餓が起こっているという「穀物問題」がクローズアップされています。

そこで今回は、「穀物問題」にスポットを当てた商品が新発売されましたので紹介したいと思います。

ブランド紹介

今回紹介する商品は、アメリカのアウトドアブランド「Patagonia(パタゴニア)」から販売されています。

出典:Patagonia HP

「Patagonia」では、アウトドア衣料を主力製品としており環境問題にも熱心で使用する綿素材は無農薬のオーガニックコットン、ウール製品には非塩素処理の原料を使用するほか、環境保護団体への支援も行っています。

「Patagonia」の新商品とは?

2021年11月18日に発売が開始された「Patagonia」の商品は『ロング・ル―ト・IPA』です。

出典:Patagonia HP

商品特徴

『ロング・ル―ト・IPA』は、「Patagonia」が販売をするクラフトビールの第3弾です。

環境に配慮された穀物「カーンザ」が原料

通常ビールに使用されている穀物と言えば大麦を発芽させた麦芽ですが、『ロング・ル―ト・IPA』では、麦芽のほかに環境革新的な多年生穀物「カーンザ」が使用されています。

出典:Patagonia HP

この「カーンザ」は、アメリカで開発された穀物で長い根を張ることが特徴です。
他の穀物に比べて畑を耕すことが必要なく、農薬要らずで成長し必要な水分量も少なくて澄みます。
そして長い根の中には光合成によって吸収された二酸化炭素を多く溜め込み環境にやさしい植物です。

味わいの特徴は?

「カーンザ」以外にはカスケードホップとチヌークホップ、クリスタル40モルトを原料として使用していて伝統的な西海岸スタイルで醸造されており、すっきりしたドライな苦みと、モルトのしっかりした風味、爽やかな柑橘系と松の香りの味わいとなっています。

商品仕様

原料麦芽、カーンザ、ホップ
アルコール分6.2%
原産国米国製
容量355ml

日本では酒税法の関係上、ビールではなく発泡酒としてのくくりとなります。

価格と販売方法は?

『ロング・ル―ト・IPA』は、Patagoniaのオンラインショップにて販売されています。
販売価格は、1本484円(税込)です。

まとめ

今回は、「穀物問題」にスポットを当てた商品「Patagonia」が販売をするクラフトビール『ロング・ル―ト・IPA』を紹介しました。

今回紹介した『ロング・ル―ト・IPA』は第3弾商品で、過去には2016年に「ロング・ルート・ペールエール」、2019年には「ロング・ルート・ウィット」が発売されています。それぞれ味わいが違いますので好みの商品を選ぶと良いと思います。

興味のある方は、Patagonia HPをチェックしてみてください。