キャンプの際に拠点となるのがテントで、そのテントの縁の下の力持ちと言えばインナーテントやフライシートを固定するペグです。しかしペグはぞんざいな扱いのようで、いつの間にかプラスチック製では朽ちてしまったり、鉄製では錆びてしまったりしがちです。
今回は、そんなぞんざいに扱われがちなペグに光を当て、価値ある商品にしたものが福善刃物工業よりクラウドファンディングにて販売されていますので紹介します。
福善刃物工業が作ったペグってどんな商品?
福善刃物工業は、岐阜県美濃加茂市に本社がある機械器具用刃物の専業メーカーです。
そんな刃物の専門メーカーが作りクラウドファンディングサイト「Makuake」にて販売されているのが、キャンプ用ペグ「打刀(うちがたな)」です。
キャンプ用ペグ「打刀」の特徴は?
日本刀のように美しいフォルムなおかつ安全に配慮した構造
なぜこの製品を「打刀」と名付けたのか?それはフォルムを見るとよく分かります。
サイズは小さいですが、まるで日本刀のような先端形状をしています。また全体に光沢加工を施し高級感があります。
また手で触る部分も含めてすべての角を面取り加工を施し安全性にも配慮しています。
厚みが3.5cm 軽量で収納性も抜群
通常のペグは差し込み部の形状が丸形やY字型ですが、「打刀」は長方形の平板形状をしており厚さは3.5cmの薄さです。この薄さから全体の重量は1本あたり39gと軽量となっています。
また長方形の平板形状であることから重ねてコンパクトに収納することができます。
硬さと柔軟さを兼ね備えている
「打刀」に使われている素材はキッチンバサミなどにも使われているステンレス鋼を使用しており、風雨による錆に強い素材となっています。またこの素材に日本刀でも行われるような焼き入れや焼き戻しという熱処理を行う事によって高い硬度を持たせています。
それに加え、これもまた刃物の製造技術である特殊な真空熱処理を行う事によって硬度は維持しつつも折れることが無い柔軟性も持ち合わせています。
その硬さから打ち込み場所を選ばない、そして保持力も他のペグに負けない
ペグを打つ際に一番困る場所と言えば、石がごろごろ転がっている河原で打ち込むことが不可能か、無理して打ち込むとペグが折れたり曲がったりしてしまいます。
その点「打刀」はその薄さと硬さからペグとして打ち込む場所を選びません。
打ち込みやすいとなると、逆に抜けやすいのではないかと考えがちですが、検証結果の結果他の鍛造ペグに比べて遜色がないことが分かっています。
ペグ抜きが簡単
地面への固定が強力なペグほど撤収時におけるペグ抜きが困難となり手間取るものですが、「打刀」はその断面が長方形の形状からペグ抜き時に回転させることで、周りに隙間ができ、簡単に引き抜くことができます。
ケースもお洒落
「打刀」を収納するケースは、倉敷帆布を使用し日本にて縫製したお洒落なもので8本の「打刀」を収納することができます。色も自然な風合いのキナリ色とオシャレなターコイズ色の2色から選べます。
製品仕様
打刀(Uchigatana) キャンプ用ペグ
サイズ | 全長200mm×幅18mm(差込部 最大寸法7mm)×厚み3.5mm |
U字フック箇所 | 幅8mm |
重量 | 1本 約39g |
材料 | 刃物用ステンレス鋼 (硬度:51.0±1 HRC) |
製造国 | 日本 |
ペケス スリムケース(打刀8本収納可能)
サイズ | 【外寸】全長220mm×55mm 【内寸】約200mm×48mm |
カラー | キナリ、ターコイズ |
素材 | 倉敷帆布、YKK製コイルファスナー使用 |
製造国 | 日本 |
価格は?
「打刀」は8本がワンセットで一般販売予定価格が3,400円(税込)となっています。
またペケス スリムケースとのセットは、一般販売予定価格が5,380円(税込)となっています。
クラウドファンディングサイト「Makuake」では、先行販売として7月27日現在「8本セット×2」が5%OFFの6,460円(税込)、「8本セット×3」が5%OFFの9,690円(税込)にて購入可能です。
まとめ
今回は刃物メーカーが手掛けたキャンプ用ペグ「打刀(うちがたな)」紹介しました。
冒頭でも述べましたが、テント用のペグはどうしてもぞんざいな扱いで「壊れたら代わりを買えばいいや」と思われがちです。しかし「打刀」は長期間使える逸品だと思います。あなたもキャンプの質を足元から変えてみませんか?
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