軽量なのに高強度。矛盾した課題を解決した新素材ペグ『ストロングペグ』がクラウドファンディングにて先行発売

テントやタープを支えるギアであるペグ。このギアは、プラスチック製の軽量なものから、鉄やステンレスを鍛造した高強度なものまでさまざまな種類のものが販売されています。これらはどんな状況で使用するかによって使うものを選択すればいいのですが、これまでプラスチック製のように軽量で鍛造性のように高強度をもつギアは存在しないというのが現実でした。

そこで今回は、軽量性と高強度という矛盾する課題を実現したギアがクラウドファンディングにて先行発売されていますので紹介したいと思います。

メーカー紹介

今回紹介するギアは、「MCCアドバンスドモールディングス」というメーカーが製造・販売を行っています。

出典:marklines.com

「MCCアドバンスドモールディングス」は、2019年に設立された三菱ケミカル株式会社の100%子会社で樹脂の成型を得意とし、各種産業に必要な部品製造を行っています。

「MCCアドバンスドモールディングス」がプロジェクトを行うギアとは?

クラウドファンディングサイト「Makuake」にて2021年9月26日までの日程でプロジェクトが行われている「MCCアドバンスドモールディングス」のギアは『ストロングペグ』といいます。

出典:Makuake

製品特徴

『ストロングペグ』は、従来両立しえなかった軽量と高強度を兼ね備えたペグとなります。

使用している素材が画期的

『ストロングペグ』の素材として使用されているのはCFRTPという樹脂です。

このCFRTPは炭素繊維強化樹脂とも呼ばれ、鉄に近い強度・硬度を持ちながら樹脂の軽量さを保持しているため、強度と軽量を必要とする航空や宇宙産業の部品に使用されている最先端素材です。

プラスチックと同等の軽量さ

『ストロングペグ』の1本当たりの重量はロングバージョンでもたったの40gと軽量さで、何本も必要としますので金属製と比べると持ち運びの負担が格段に変わります。

出典:Makuake

強度が高いのでどんな地面にも打ち込める

樹脂製なのに鉄並みの強度があるおかげで、従来のプラスチック製では歯が立たないような砂利や硬い地面でも打ち込みが可能です。

出典:Makuake

形状にも工夫が

先端のフック部にも工夫があり、八角形の形状が確実にロープをホールドし強風の際にも緩んだり外れることが少なくなります。

出典:Makuake

製品仕様

サイズ長さ:300mm×幅10mm×厚み10mm

長さ:200mm×幅10mm×厚み10mm

重量300mmタイプ:40g

200mmタイプ:30g

材質ナイロン樹脂+炭素繊維

価格と販売方法は?

『ストロングペグ』は、プロジェクトが行われているクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行発売されています。

価格は8本1セットの販売となり、300mmタイプが一般販売予定価格5,423円のところ数量限定で20%オフの4,338円(税込)、200mmタイプが一般販売予定価格4,681円のところ数量限定で20%オフの3,745円(税込)となっています。

なお、クラウドファンディングという性質上購入後の製品のお届けは2021年10月末までとなっています。

まとめ

今回は、軽量性と高強度という矛盾する課題を実現したギア『ストロングペグ』を紹介しました。

これまでペグと言えば、強度を必要としないならプラスチック製、本格的にキャンプを極めたいなら金属の鍛造製と住みわけが進んでいましたが、今回紹介したギアによって両立が可能になりました。普及をすればペグの勢力図が一変しそうです。

興味のある方は、クラウドファンディングサイト「Makuake」をチェックしてみてください。