雪原キャンプテクニックと必須アイテム紹介

雪原でのキャンプはアウトドアの醍醐味だけでなく、キャンプの本当のおもしろさや楽しさを体感できます。
焚き火やストーブの暖かさが身に染みるほど、ありがたく感じられたり、キャンプ経験をより一段と深めることができます。

しっかりとした雪対策さえすれば、雪原キャンプはけっして難しいものではありません。今回は、そんな雪原キャンプのテクニックについてご紹介します。

防寒・暖房のポイントとアイテム

冬のとくに氷点下の雪原では、防風と防水性の高いテントが必要です。春夏秋の3シーズンは通気性を重視していますので、雪原では使えません。また、テント内で暖房は必須になりますので、換気のためのベンチレーション機能を持ったテントをおすすめします。

寝袋や暖房も氷点下での使用になりますので、冬用や冬山登山用のアイテムが必須になります。

【テンティピ】ジルコン7

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センターポール1本のみの構造で、雪上の組み立ても簡単にできます。円錐形テントなので耐風性に優れ、トップに二重構造のものとボトムにもベンチレーションを備えて換気性も優秀です。

本体サイズ:幅450×高さ270cm
収納サイズ:約幅26×長さ62cm
居住面積:10.5平方メートル
重量:10.9kg
素材:コットン・ポリエステル混紡
価格:¥170,640


【モンベル】ダウンハガー800#0(最低使用温度-18度)

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中綿に高品質のダウングースを採用した、国内3000m級の冬山で使用できる保温性抜群のマミー型寝袋です。快適性と軽量性を兼ね備え、コンパクトに収納できます。

生地:表地10デニールバリスティックエアライト
撥水:ポルカテックス撥水加工
重量:1183g
収納サイズ:幅19×奥行19×高さ38㎝
温度帯:リミット温度-18度、コンフォート温度-10度
価格:¥60,480


【スノーピーク】レインボーストーブ

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テントアイテムをそろえているメーカーならではの、テント内でも使用できる自然対流型の灯油ストーブです。やかんでお湯を沸かすこともできます。

サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.57㎝
重量:約6.2㎏
暖房出力:2.5kW
油タンク容量:4.9L
燃焼継続時間:約20時間
価格:¥34,344

テントの張り方のポイントとアイテム

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雪原のテントサイト作りは、まず下地作りの地ならしをします。テントよりひとまわり広い範囲をていねいに踏み固め、防水性の高いグランドシートを敷きます。スコップがあるときちんと平らにできます。テントを固定するペグは雪原や砂浜で使用する、幅の広いタイプを用意します。

また、テントを張りながらテントタープの表面とファスナー部分に防水スプレーをかけておきましょう。雪が積もりにくくなるのと、ファスナーも凍りにくくなります。

【GEERTOP】テントペグ・アルミニウム製

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砂浜や雪上で使う幅の広いU字型のペグ。コードとフックが付いているので、テントに固定しやすくなっています。

素材:アルミニウム合金
サイズ:長さ31×幅3.6㎝
梱包数:4本
価格:¥1,540


【ロゴス】強力防水スプレー420ml

出典:Amazon

フッ素材配合で防水性と撥水性が長時間持続します。また、通気性にも優れているため、透湿性素材にも使用できるおすすめの防水スプレーです。

容量:420ml
価格:¥1,058

雪原キャンプのチェックポイント!

ほかにも冬の雪原キャンプだから注意したいポイントがありますので、いくつかご紹介します。

①設営時の汗かきにご用心!
厳冬期とはいえ、晴天下で地ならしやテント張りをすれば、汗をかきます。そのままにしておくと急激に体は冷えますので、かならず着替えてください。

②水は持って行く!
コッヘルに雪を入れて加熱してもなかなか溶けません。燃料を大量に使いますし時間のムダになるので、雪原キャンプでは必要な水は確保しておきます。

③クルマの燃料タンクも満タンに!
十分な装備で雪原キャンプに臨めたとしても、想定以上の寒さや強風になることもあります。最後の命綱にもなるので、キャンプ場に入る前にクルマの燃料タンクは満タンにしておきます。また、クルマに避難する場合も、排気ガス中毒になりますので、マフラー周辺が雪の吹きだまりにならないことを確認してください。

厳しいからおもしろい、雪原キャンプに行ってみよう!!

どんなキャンプでも同じですが、装備が整っていればそのキャンプは楽しむことができます。真冬の雪原キャンプだって同じことです。しっかり用意を整えて、雪原キャンプに挑戦してみませんか? 雪原で見る日の出は格別です!