数分で燻製気分が味わえる!今回はそんな夢のようなギアを紹介します。
煙の香りに包まれて、じっくりゆっくりと完成を待つ本格燻製もいいものですが、ちょっとつまみたい時にパッと燻製の香りを付けられるのも便利なもの。
これなら、家が煙たくなるからやめて!と言われて肩身の狭い思いをせず、自宅で燻製気分が味わえるかもしれません。
思いついたらいつでも燻製気分!
スモークインフューザーの使い方はとても簡単。
スイッチを入れてファンを回し、くぼみにひとつまみのチップを入れて着火するだけ。
するとホースから勢いよく煙が出てくるので、密閉できる容器に煙を充満させて3分ほど置いておけば完成です。
空気を送っているので、チップになかなか火が付かないということもありません。誰でも簡単に使うことができます。
ポイントは「密閉」
スモークインフューザーのポイントは、密閉にあります。
熱源が無いのでしっかり密閉することができ、一気に大量の煙を充満させるため、短時間で香りづけをすることが可能。
器に食材を入れてラップをかけ、煙が充満したらホースを抜くだけでもOK。ジップロックでもできます。
密封された中では長く煙が残るので、本当に少量のチップでスモークできてしまうのは感動です。
難しい冷燻を手軽に味わいたい人にも
スモークインフューザーの特徴の一つが、食材に熱を入れないところです。
そのため、スモークサーモンなどの冷燻が手軽に楽しめます。
あくまで燻製「風」なので厳密にいえば冷薫ではないのですが、すぐに食べるのならこれで十分。
冷燻は温度管理が難しく、時間がかかるのも難点ですが、スモークインフューザーならデメリットをすべてクリアすることができます。
火を使わないわけではない
熱くならないとありますが、火を使わないわけではありません。
作動するのはモーター部分のみなので、チャッカマンのような着火口の長いライター、あるいはマッチが必要になります。家庭用のコンロなどで着火するのは大変危険です。
ホームパーティーの時に使おうと思ったら、火をつける道具が無い!なんてことがないように、チャッカマンも合わせて用意するようにしましょう。
乾きモノの燻製に強い!
スモークインフューザーの得意とするのは、水気の無い食材の燻製。
ナッツやポテトチップス、ポップコーンなどは最適です。熱くならないので、スモークチョコレートなんかも◎。
手軽にスモークの香りを付けることができるので、色々なものを試してみたくなりますね。
乾電池2個のお手軽スタイル
さらに便利なのが、そのコンパクトさ。燻製をしようとすると、どうしても食材を入れるための大きさをカバーできる器が必要でした。
スモークインフューザーは煙を閉じ込めることができればいいので、専用のケースが必要ありません。キャンプでやるなら、ジップロックが1枚あればOK。
本体のメンテナンスは必要ですが、毎回ヤニだらけになったケースを掃除したり、汚れてしまうから…と燻製専用のボウルなどを用意する手間も不要!
動力源も乾電池なので、いざというときに充電が!ということもありません。とにかく手軽に燻製気分を味わいたい人にはピッタリです。
香りを付ける工夫
短時間で香りをつけるため、物足りなさを感じる場合もあります。そんなときは何回か煙を充満させたり、食材の水分をよくふき取ってからスモークするといいようです。
ベーコンや肉料理は、調理後に煙をかけてほんのりとした雰囲気を楽しむこともできます。蓋を開けたら煙がふわっと舞い上がる、そんな演出にも使えます。
熱燻と違って色が付いたりということはありませんが、チーズなどにもよく香りが付くのでおすすめです。
製品情報
【D-STYLIST】スモークインフューザー燻製器 KK-00549
本体サイズ:6cm×3.7cm×12.5cm(チューブ部分約25cm)
本体重量:約310g
使用電池:単3電池×2本(別売り)
新しい燻製スタイルを
スモークインフューザーは、今までの燻製とは違います。
乾燥させたり、火を通したりということは向いていませんが、スモークインフューザーでしかできない楽しみ方もあるということ!
燻製が難しかったアイスクリームやサラダなど、冷たいものにフレーバーをつけることも可能です。
スモークインフューザーを使った、新しい燻製の楽しみ方を見つけてみてください。
written by ashitamago