タープを設営すると、真夏の日差しを遮ることはもちろん雨などの悪天候でもタープの下で気軽に食事をとることができます。
タープだけではなく、キャンプに欠かせないもののひとつに「焚き火」があります。
焚き火には不思議な力があり、「1/fのゆらぎ」という効果により自律神経を整い慌ただしい時間を忘れさせ、ゆったりと落ち着いた時間を過ごすことができます。
焚き火にはなぜか人が集まり、人が集まっているのを見てまた人が集まります。
みんなで焚き火を取り囲んで素敵な時間を過ごすのっていいですよね。
タープの下で焚き火をしたらどうなるか
タープの下で焚き火をして仲間と談笑する。
すごく憧れるシチュエーションではありますが、タープの下での焚き火は気をつけなければいけません。
タープは化学繊維(ビニール製品)で作られているため、大変燃えやすい素材です。
小さな火の粉がタープについてしまうだけで「ジワっと」燃え広がり、タープに穴が開いてしまいます。
穴が開くぐらいならなんとかなりますが最悪タープが燃えてしまいキャンプ所の騒ぎではなくなるかもしれません。
焚き火ができるタープはどんなものか
タープの中には「難燃性タープ」と言って化学繊維のタープに比べて燃えにくい素材でできている「難燃性」と呼ばれるタープがあります。
今回はそれをメインに紹介します。
コットンタープ
日本語に訳すると「綿」です。
コットンといえば「肌に優しい」「気持ちがいい」という印象があり、優しいイメージです。
そんなコットンを使ったタープ「コットンタープ」が難燃性タープの一種類です。
火に強い
生地が丈夫でその素材特性から火に強く燃え広がりにくいです。
遮光性がある、影が濃い
コットンタープは生地が厚く遮光性に優れているため夏の強力な日差しを遮ってくれます。
耐久性がある
生地が分厚く、生地自体も強いため、耐久性に優れています。
結露が少ない
吸水性が非常に高いため結露が少なく、タープの下に置く荷物が濡れにくいです。また、水を含むと普段よりも防水性が高くなります。
肌触りが良い
これはコットン生地全般に言えることですが、肌触りがよく気持ちがいいです。
TCタープ
あまり聴き慣れない素材かもしれませんが、難燃性のタープ素材に「TC素材」と呼ばれるものがあり、ポリエステルとコットン生地を組み合わせたもので、ポリエステル65%コットン35%など製品によって比率は異なります。
特徴はコットンと変わりませんが、コットンタープに比べるとやや軽く濡れても乾きやすいです。
POINT
- 化学繊維のタープの下で焚火はNG
- タープの下で焚火をしたい場合は、燃えにくい素材のタープが必要になる。
- コットン素材かTC素材のタープは燃えにくいので、タープの下で焚火が可能
燃えにくいタープ3選を紹介
SOTO LABO cotton KOKAGE
その名の通り、木陰で休んでいるかのようなイメージで寛げるコットン100%のタープです。
メイドインジャパンに拘っており、高い防水性と遮光性何よりも難燃性に優れております。
タープを設営するとタープの自然な重みでできる造形美と高い実用性のある製品です。
CHUMS ブービーTCタープスクエア
スクエア型のタープになっているため広い空間を確保することができます。
また、TCタープのため難燃性となっており防水性や耐久性にも優れています。
ニュートラルアウトドア NT-TA11
ニュートラルアウトドア製のTCタープになります。
4〜8人用のタープとなっており、ファミリーユースにも使えます。
タープ全周にハトメがあり多彩なアレンジが可能です。
また、TCタープのため水を含むと空気を通しにくいため、防水性に優れます。
まとめ
今回は、焚き火ができる難燃性タープの特徴と製品を紹介しました。
今回紹介したタープは難燃性だけではなく、防水性や耐久性と言った様々な機能が備わっております。
TCタープ。コットンタープは今回紹介した以外にも多種多様なタイプがあるので気になった方は是非とも調べてみてください。
快適なキャンプライフを楽しんでいただけることを期待しています。