厳冬期の登山では、身を切るような寒さと頬を打つ強風など厳しい環境がつきものですが、唯一の安住の場はテントの中です。このように冬山登山にとってテント選びは大げさに言うと生死を分けるチョイスとなります。
そこで今回は、厳冬期はもとよりオールシーズン対応の2人用テントが新発売されましたので紹介したいと思います。
ブランド紹介
今回紹介する製品は、2014年に日本へ初上陸した韓国の新星アウトドアブランド「ZEROGRAM(ゼログラム)」から発売されています。
HPのブランド紹介に『バックパックが軽ければ心身も軽くなり、心身が軽くなればより深く広く自然を楽しめます。』とあり、そのブランド名が示す通り、ギアの軽量化をコンセプトとして商品開発をしています。
「ZEROGRAM」の新製品は?
2020年10月19日に新発売された「ZEROGRAM」の新製品は2名用の軽量シングルウォールテント「Papillon EXP(パピヨン エクスペディション)」といいます。
製品特徴
キャッチコピーは『Brave Adventure』
「Papillon EXP」のキャッチコピーは『Brave Adventure』直訳すると「勇敢な冒険」となります。
困難な環境にも対応出来るように透湿性の高い3レイヤーPertex®ShieldSUPER 生地に、さらにDWR™による撥水コーティングがされているシングルウォールテントとなっています。入口とベンチレーションには、結露に強いモノフィラメントを採用しています。
構造も耐風性に強い2ポールクロス構造に1ポールを追加し、湿気を含む雪や強風などの過酷な気象状況でも安心して使用できます。そんな堅牢な構造でも1.85kgの軽量性も実現しています。
2ドアと居住性の高さ
「Papillon EXP」は対角線上に2つの出入り口が配されています。内部は大人2人が十分くつろげる広さとなっています。
オプションを付けるとさらに便利に
「Papillon EXP」には、専用前室と専用フットプリント(テントと地面の間に敷くシート)のオプションが存在しています。
専用前室は、装備品や靴置き場にも使用でき厳しい環境から装備を守ることができます。
専用フットプリントと連結で設営が簡単
「Papillon EXP」本体と専用フットプリントを連結すれば、設営は一気にすることができます。
使用しているポールは安定性の高いDAC Jack フットシステムを採用しており、区別しやすいように長いポールと短いポールは色が違います。
製品仕様
本体
サイズ | 約110~134×220×100(幅×奥行き×高さ)cm |
重量 | 1.85kg(パッキング時1.94kg) |
付属品 | テント本体、DACポール3、DACペグ6、スタッフサック(収納袋) |
専用前室
重量 | 613g(パッキング時633g) |
付属品 | 前室本体、DACポール |
専用フットプリント
サイズ | 約110~120×210(幅×奥行き)cm |
重量 | 230g |
素材 | Nylon 190T Antiflaming |
価格と販売場所は?
「Papillon EXP」は、ZEROGRAMのオンライン販売やZEROGRAMのHPに掲載されている取扱店にて販売されています。
ZEROGRAMのオンライン販売では価格は、本体が94,000円(税別)専用前室が 22,000円(税別)専用フットプリントが7,000円(税別)となっています。
またYahoo!ショッピングでも取り扱いをしています。
まとめ
今回は、厳冬期はもとよりオールシーズン対応の2人用テント「Papillon EXP」を紹介しました。
「Papillon EXP」は、厳しい環境下でも使用可能であるため他の季節でも快適に過ごすことができます。軽量でもありバックパッカーや自転車・バイクで旅をする装備を軽量化したい方には最適な製品といえるでしょう。
興味のある方は、ZEROGRAMのHPをチェックしてみて下さい。