キャンプに使用するテントは、その時代によって種類の変遷があります。
アウトドアレジャー黎明期にはいわゆる「三角テント」と言われる2ポールテントが主流でしたが、その後ポールを湾曲させ骨組みとしたドームテントが出現し、進化版としてキャノピー(屋根)がついた物や室内で立つことができるロッジ型が開発されました。
現在ではキャンプ場には、さまざまなタイプ・カラーのテントが林立していますが、その中でもひときわ目立つのがとんがり屋根が特徴的のワンポールテントです。
そこで今回は、ワンポールテントの最新ギアを紹介したいと思います。
ワンポールテントの最新ギアとは?
今回紹介するのは、スウェーデンのアウトドアブランド「Tentipi(テンティピ)」が新発売した『Sarir 7 Eco(サファイア 7 エコ)』というテントです。
出典:TentipiTents
Sarir Eco(サファイア エコ)はハイスペックとサスティナブルの証
「テンティピ」のテントは、スカンジナビア半島北部の遊牧民族サミー人が日々の暮らしに使用していたトナカイの皮で作られたSamikåtaという機能的な住居のデザインを継承しています。
形状としてはワンポールのティピテントと呼ばれるものでその仕様により「Onyx(オニキス)」「Zirkon(ジルコン)」「Safir(サファイア)」の3つに区分され、なかでも「Safir(サファイア)」は最もハイグレードなモデルとなっており最高品質のファブリックとプロ仕様の機能を持っています。
その「Safir(サファイア)」なかでもサスティナブル(持続可能な)素材を使用しているのが「Sarir Eco(サファイア エコ)」というモデルです。ファブリックには天然素材であるヘンプ(麻)やオーガニックコットンとペットボトルからリサイクルされたポリエステルをブレンドしています。また着色をしないことによって漂白剤や染料を使用せず地球環境に優しい製品となっています。
基本的機能は「Safir 7 CP」と同様
テントの基本的機能はすでに発売されている「Safir 7 CP」と同じ仕様です。
主な特徴としては以下の通りです。
・立ち上げるまで3分
・人が立てる広さ
・暴風に強い形状
・焚き火や薪ストーブ使用可能
・オプションのフロア・インナーテントおよびポーチが使用可能
・二つのジッパーを備えたモスキートネット付ドア
・ドライイングレイルを装着するリング
・内部から操作できる(6カ所)のネット付きダブルトップベンチレーション
・薪ストーブ用チムニーオープニング
・張りを良くするためのトップファイバーグラスロッド
・水・泥に強い素材を用いたボトムスカート
・ボトムにモスキートネット・雨を避けるフラップ付きのベンチレーション(3カ所)
・各ストームコードはテント本体側面にまとめて収納可能
・よりタイトにコンプレッション出来るバッグが付属
出典:Tentipi HP
就寝は8名まで座った状態では14人まで収納可能で、最大高さは2.7mですので中央部は立ったまま移動できます。
天井とスカート部のベンチレーションが充実しているので冬場薪ストーブを持ち込むことも可能です。
またワンポールという構造上、風に強いのも特徴です。
製品仕様
パッキングサイズ | 26 x 66cm |
重量 | 10.90kg |
就寝可能人数 | 4~8人 |
着座可能人数 | 11~14人 |
居住面積 | 10.5m² |
直径 | 4.5m |
高さ | 2.7m |
『Sarir 7 Eco』を手に入れるには?
『Sarir 7 Eco』は、「Tentipi」を取り扱っているアウトドアオンラインショップ「PHARUS(ファロス)」にて販売されています。
販売価格は、259,600円(税込)となっています。
まとめ
今回は、ワンポールテントの最新ギア「Tentipi(テンティピ)」の『Sarir 7 Eco(サファイア 7 エコ)』を紹介しました。
「Tentipi(テンティピ)」のテントは最もベーシックなモデルである「Onyx(オニキス)」でも10万円を超える高級品です。
そのようなブランドの最高モデルですので値が張るのは仕方がないのではないでしょうか。
しかし過酷な環境で使用できる性能と何世代にもわたって使用できる耐久性がありますので購入して後悔することはないと思います。
興味がある方は、PHARUS HPをチェックしてみてください。