キャンプにて風景や鳥を眺めたいときに活躍するのが双眼鏡ですが、カップルや家族で行った場合双眼鏡で拡大した眺めを見られるのは一人だけということがありませんか?
絶景やバードウォッチングはシェアしたいものです。そんな不便を逆手に取った新商品を今回は紹介したいと思います。
それはクラウドファンディングから始まった
今回紹介する製品は、2020年2月にクラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクトが始まり、200人のサポーターから4,824,000円を集め成功を収めています。これを見ても期待が膨らむ製品だと言えます。
新製品のメーカーは?
今回紹介する製品は、コピー機などで有名なリコーの子会社であるリコーイメージング株式会社のPENTAXブランドとして発売されています。
PENTAXはそもそも旭光学工業株式会社という会社で、2002年にペンタックス株式会社に改称しレンズ、カメラ、デジタルカメラ、天体望遠鏡、内視鏡などの光学機器を製造販売していましたが、2011年にリコーに事業譲渡、2013年にはリコーイメージング株式会社と改称しPENTAXブランドの光学機器の製造販売を行っています。
製品名称と概要
今回紹介する製品は、3WAY双眼鏡「PENTAX VD 4×20 WP」と言います。
文字通り3通りの使い方ができる双眼鏡として開発されています。
製品特徴
3種類の使い方ができる
「PENTAX VD 4×20 WP」が従来の双眼鏡と決定的に違うのは、鏡筒部分が分離できることです。これにより3種類の使い方ができるようになりました。
1.従来の双眼鏡として
双眼鏡としては倍率4倍の性能を有しており風景やバードウォッチング、スポーツ観戦、観劇にも使用できます。
2.単眼鏡として
分離をすると2つの倍率4倍の単眼鏡となります。これによって二人で拡大した風景をシェアすることができます。
また、最短50センチまで近づくことができ博物館や美術館などの近くの対象物を拡大してみることもできます。
3.直列につないで望遠鏡として
さらに2つの単眼鏡は直列に接合することができ16倍の望遠鏡にもなります。
さらに三脚への固定にも対応しておりバードウォッチングなどにも最適です。
優れた光学性能
数々の名品を生み出してきたPENTAXブランドですから、光学性能も確かです。全てのレンズとプリズムの透過面に不要な光の反射を防止するマルチコーティングを施したフルマルチコーティングと、ダハプリズムに施したフェーズコーティング、さらに補助プリズムに施した超高反射の誘電体多層膜コーティングにより光の透過率を大幅に向上しフレアやゴーストを抑え、明るくシャープでコントラストの高い、優れた像性能を実現しています。
急な雨でも安心、防水性能
まるごと洗えるような防水性能(JIS保護等級7級相当:1m防水)を有しており、急な雨でも壊れるようなことはありません。
ただし、1m防水と記載していますが水中での使用はできません。
携帯性を考えたストラップ
双眼鏡の時には首に掛けられるネックストラップ、単眼鏡の際にはハンドストラップになるような専用ストラップが付属しており携帯性も抜群です。
製品仕様
倍率 | 4倍(双眼鏡/単眼鏡) 16倍(望遠鏡) |
対物レンズ有効径 | 20mm |
実視界 | 10° (双眼鏡/単眼鏡) 2.6° (望遠鏡) |
1000m先における視野 | 175m(双眼鏡/単眼鏡) 45m(望遠鏡) |
ひとみ径 | 5mm(双眼鏡/単眼鏡) 1.25mm(望遠鏡) |
アイレリーフ | 19mm |
明るさ | 25(双眼鏡/単眼鏡) 2(望遠鏡) |
最短合焦距離[約] | 1.5m(双眼鏡) 0.5m(単眼鏡) |
高さ | 約95mm(双眼鏡/単眼鏡) 約175mm (望遠鏡) |
幅 | 約117mm(双眼鏡) 約69mm(単眼鏡、望遠鏡) |
鏡体の厚み | 約36mm |
質量(重さ)[約] | 345g |
実売価格は?
「PENTAX VD 4×20 WP」は、リコーイメージング株式会社オンラインショップにて32,800円 (税込)にて販売されており、現在予約受付中です。
またAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの主なオンラインショップサイトでも販売されており現在予約受付中です。
まとめ
今回は3WAYで使用できる双眼鏡「PENTAX VD 4×20 WP」を紹介しました。
双眼鏡を分離して2つの単眼鏡にするというのは、誰もが考えそうで今までになかった「コロンブスの卵」的製品です。性能も確かで防水性能も有しており屋外・屋内問わず様々なシーンで活躍してくれそうな製品であることは間違いはないです。
興味のある方は、リコーイメージング株式会社オンラインショップをチェックしてみて下さい。