アウトドアレジャーがブームとなり、関連メーカーは創意工夫により様々なギアを開発しています。興味のある方は当サイトも含め様々なメディアにてその情報を得ていますが、一番身近に触れることができるのは「見本市」です。「見本市」では各メーカーのブースにて最新ギアが実際に見ることができ使用体験ができます。
そんなアウトドア関連の「見本市」の世界最大級のものがスポーツ見本市「ISPO(International Sports Products Organization)」で2020年にドイツのミュンヘンで開催されましたが、2021年には2月1~5日にオンライン開催となりました。
そこで今回は、「ISPO MUNICH 2021」にて開催された「ISPO AWARD 2021」にて金賞を受賞したアウトドアギアを紹介したいと思います。
「ISPO AWARD 2021」にて金賞を受賞したアウトドアギアとは?
今回紹介する「ISPO AWARD 2021」にて金賞を受賞したアウトドアギアは、フランスのアウトドアブランド「Samaya」が開発した2人用テント『Samaya® ASSAUT2 ULTRA』です。
製品特徴
『Samaya® ASSAUT2 ULTRA』は、超高性能な2人用テントです。
最新素材による超軽量化
最大の特徴は、超軽量であるということです。2人用テントにもかかわらずポールも含めてテント全体が980gという軽さです。これはテント生地に耐久性が高く軽量な高強度ポリエチレン繊維 Dyneema(ダイニーマ)が使用されており、ポールには軽量・高強度のカーボンが採用されているためです。
また、収納時のパッケージングもコンパクトに収まります。
フライ要らずシングルウォール構造
テントには、インナーテントとフライシートの構造のダブルウォールタイプとテント単体だけのシングルウォールタイプがありますが、本製品はシングルウォール構造を採用しています。
このことによって、設営の簡便化や軽量化というメリットがあります。そしてシングルウォールの弱点である耐水性や結露の問題も生地を防水透湿2層構造にして耐水圧20,000mm、透湿性24時間40,000g/m²と言う性能で解決しています。
室内の快適性も
室内と外気の入れ替えをするベンチレーションはテント天井および両サイドにあり、天井部に関してはジッパーにより十字に開口します。
また天井部とサイドにはメッシュの荷物置きが付いており装備の収納ができます。
ヒマラヤで使用することを想定して開発
本製品がここまで高性能なのは、世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ登山にて使用することを想定してされたからです。実際製品の実証試験はパキスタンの7000m級の山で行われています。
この投稿をInstagramで見る
製品仕様
サイズ | 高さ100cm、幅220cm、奥行き110cm |
重量 | Minimum weight(本体・ポール・ガイライン):980g Packaged weight (本体・ポール・ガイライン・ペグ・スタッフザック) :1050g |
収納サイズ | 3.5L |
素材 | フロア:DyneemaR composite fabric 耐水圧20,000mm 本体:Dyneema®2レイヤーePRTEメンブレンラミネート 外付け天井ベンチレーションカバー:Dyneema® composite fabric ポール:EASTON Carbon ION pole x3本 エントランスジッパー:YKK Aquaguard® エントランスジッパーフラップ:Dyneema® composite fabric ガイライン:DyneemaRコア、外皮ポリエステル |
性能 | 耐水圧:20,000 mm 透湿性:40,000 g/m2/24h |
価格と販売方法は?
『Samaya® ASSAUT2 ULTRA』は、Samaya onlineshopや、日本ではSTATICBLOOM オンラインストアにて販売されています。
価格は、Samaya onlineshopでは1600ユーロ(約208,000円)、STATICBLOOM オンラインストアでは264,000円(税込み)となっています。
まとめ
今回は、「ISPO MUNICH 2021」にて開催された「ISPO AWARD 2021」にて金賞を受賞したアウトドアギア『Samaya® ASSAUT2 ULTRA』を紹介しました。
本製品は、いわゆる「プロ仕様」の製品でプロの登山家が使用するスペックとなっています。日常のアウトドアレジャーには不必要の仕様ですが、最先端のギアに興味がある方や本物が欲しいという方にはおススメします。
興味のある方は、Samaya HP(英語)をチェックしてみて下さい。