シアトルに本拠を置く水中ドローン開発会社のCHASING社が、新しい水中ドローン『CHASING DORY』を開発しました。
『CHASING DORY』はとてもコンパクトで手のひらサイズとなっています。
まさに次世代の水中ドローンと言えるでしょう。
現在『CHASING DORY』は2019年10月20日までKICKSTARTERにてクラウドファンディング中です。詳しくご紹介していきましょう。
コンパクトな水中ドローン
CHASING社は、これまでにいくつかの水中ドローンを開発してきました。
2018年に開発した『GLADIUS MINI』は、世界初の5スラスターを搭載した水中ドローンで、Red Dot Product Design賞を受賞。
さらに『Best of Japan Drone アワード 2019』にてハードウェア部門最優秀賞受賞とオーディエンスアワードも受賞というダブル受賞を獲得した水中ドローンなのです!
そんなCHASING社がさらなる研究を重ねて製作したのが『CHASING DORY』。
改良をした結果、コンパクト化に成功しました。
『CHASING DORY』の機能
『CHASING DORY』はアンドロイド、IOS共にアプリとWi-Fiを使用することで、簡単に操作可能です。
深度や温度が正確に測定することができ、常にドローンの位置を教えてくれます。
また、3軸ジャイロ、加速度計、コンパスがドローンの水中遊泳パフォーマンスを高めてくれるので、最適な航海をすることができるという訳ですね。
DORYはドローン本体とブイを繋いで使用します。Wi-Fiで最大15mまで離れて操作することができ、有線デザー撮影※もできるので水中ライブ配信も可能となっています。
※デザー撮影とはカメラとPCを有線で繋いで撮影することです
『CHASING DORY』のここがすごい!
チルトロックモードで最大仰俯角 ±45°を設定、潜航・浮上が可能!
仰角・俯角(上下)ともに最大45°までの傾きを任意に設定し、その傾きを維持したまま潜航・浮上できます。
よって撮影アングルの幅が劇的に広がり、よりクリエイティブで刺激的な水中映像の世界の撮影も!
水中の撮影は思っているよりも難しいことなのでありがたい機能ですね。
驚きの7.4インチ!
『GLADIUS MINI』のサイズはノートパソコン程度、約15インチだったのに対して、『CHASING DORY』のサイズは約7.4インチとなっています。
わかりやすいサイズで説明すると約19cmなので、VHSビデオテープと同じくらいということになります。
そんなに小さいサイズにも関わらず、水中を鮮明に撮影できるなんて素晴らしいですね。
スペック
【本体】
寸法:247mm×188mm×92mm
重量:1.3kg
深度:10m
速度:1.5Kn
バッテリー容量:1時間
充電回数:300回
【ブイ】
寸法:130mm×130mm×88mm
重量:160g
SDカード:16G
Wi-Fi:15m
【カメラ】
COMS:1/2.9in
絞り:F1.6
焦点距離:50mm~∞
ISOレンジ:100~3200
視野:100°
画素数:2M(1920×1080)│JPEG
【LEDライト】
輝度:2×250ML
色温度:4000K
CRI:80
あなただけの水中映像を撮影しよう!
水中の撮影はとても難しいです。
カメラを持って水中に入ると深くまで撮影できなかったり、自分自身が水着に着替えて潜ったりしなければなりません。
しかし、『CHASING DORY』があれば、簡単で自由に水中映像を撮影できることができます。
あなたの見たことがない水中の世界を撮影できるとしたらとても素晴らしいことですよね。
オプションのバックパックは少しの隙間ができるように設計されています。
このスペースにはタオルやちょっとしたおやつを入れるのにも最適。
おやつをつまみながら水中映像を楽しむなんで優雅ではないでしょうか?
『CHASING DORY』のクラウドファンディングは10月20日までとなっています。
詳しくはクラウドファンディングのサイトをチェックしてみてくださいね。
『CHASING DORY』のクラウドファンディングサイト KICKSTARTER:https://www.kickstarter.com/projects/chasingdory/chasing-dory-underwater-drone?ref=nav_search&result=project&term=CHASING%20DORY#