カナダ バンフ&ジャスパー国立公園でのキャンプについて

カナダの雄大な大自然と聞いて頭にまず浮かぶのは、バンフ・ジャスパー国立公園ですよね。

3000m級の山々が連なるロッキー山脈、山裾に広がる深い森、ハイウェイに顔を出す野生動物たち、どれをとっても、さすが国立公園指定されているだけのことはあります。

バンフって、山が大きくて森が深いんでしょ?なんていう想像の遥か上を行く雄大さです。

ただ、バンフ・ジャスパーと一括りに言っても、
それぞれ300km離れていて、バンフにはバンフの、ジャスパーにはジャスパーの良さがあります。

大自然の中でキャンプすることで、それぞれの魅力をゆっくり味わうことができますよ。
なんといっても、喧騒から離れ、森の香り、凛とした空気に包まれて過ごす豊かな時間はプライスレスです。

キャンプ場の選び方

Jasper Wabasso Campground. キャンプ場内を流れるアサバスカリバーで釣りもできます。(要パーミット)

バンフの街、ジャスパーの街それぞれ街の近くに大型のキャンプ場がいくつかあります。
街の近くに観光スポットも多いので、シャワーなどの施設が充実している、大型のキャンプサイトがオススメです。

キャンプ場の予約の仕方

夏は、人気のキャンプ場(特にバンフ周辺)はすぐに埋まってしまいます。
3日前までならキャンセル可能(手数料除いて返金される)なので、予定が決まり次第、すぐの予約をお勧めします。

バンフ・ジャスパー間は、街も含めて全て国立公園内なので、民間のキャンプサイトはありません。
以下のサイトから予約可能です。

バンフ国立公園内キャンプ場
→  バンフ国立公園内キャンプ場予約サイト

ジャスパー国立公園内キャンプ場
→ ジャスパー国立公園内キャンプ場予約サイト

オススメのキャンピングスタイル

バンフとジャスパー間を移動しながらの旅、というスタイルが多いと思います。
2週間かけてゆっくり、なんて余裕のある場合は別ですが、移動のたびにキャンプ場を変えると、テント設営と撤収で毎回かなり時間を取られてしまいまいます。

バンフ・ジャスパー間を繋ぐHwy93上にあるキャンプ場は、本当にWildness(原生自然)が素晴らしいですが、その分設備が限られており、食料など調達できる場所もありません。

高度も高くなってくるので、夏とはいえ寒さ対策も必要になります。これらのサイトは、キャンプ上級者、またはキャンピングカーでの旅に向いています。

なので、バンフとジャスパーの街周辺のキャンプ場を拠点にベースキャンプを張り、そこから観光というのがオススメです。バンフとジャスパー間は、車の移動のみと考えた方が効率が良さそうです。

バンフ・ジャスパー国立公園の野生動物を守ろう!

バンフ・ジャスパー国立公園には、グリズリー、ブラックベア、エルク、ビックホーンシープ、マウンテンゴートなどたくさんの野生動物が生息しています。滞在中、必ず見かけることができるでしょう。
それだけの野生動物が、生態系を守って、森で暮らしていけるよう、国立公園内はいくつかの厳しいルールがあります。
例えば、キャンプ中、食事中以外は匂いが出る食べ物、キッチン用具、香料を全て車にしまわなければいけません。これは熊やエルクが人間の食べ物に近づかないようにするため。
実際の作業は、少し面倒だなと感じることもありますが、野生動物の生態系を守るために、私たち人間が必ず守らなければならないことです。

 

最後に

バンフ・ジャスパーを旅すると、自分がなんてちっぽけなのだろう、地球はなんて雄大なんだろう。と感じることができます。森の深いみどり、空、澄んだ川、野生動物、雄大な山々

キャンプをしていると、その魅力を肌で、体で感じることができます。是非チャレンジしてみてください。


written by やいま