アメリカでの経験からラフなキャンプスタイルに♪

アメリカはとても広いので各地でさまざまな気候が楽しめます。
アメリカ人は季節や気候を問わず、年間を通してキャンプを楽しみます。場所によっては雪もたくさん降りますし、気温もかなり低くなるのでキャンプファイヤーで暖をとり、知識と経験、知恵を使ってのキャンプになります。

雪があるときのキャンプの注意点

冬は雪のため靴や靴下が濡れてしまします。夏でも冬でもサンダルは必ず持っていくと便利です。
そして、何泊もキャンプに行く場合は、晴れて太陽が出ている日はとにかくすべてのものを太陽に当てて乾かしましょう!
テントも寝袋も服も靴も靴下もすべて乾かします。

キャンプファイヤーの火の熱を利用しても多少乾きますが、完全に乾くのはせいぜい靴下くらいの小物で煙臭くなります。それでも、濡れた靴下を履くよりマシなので乾かせる時に色んな物を乾かしましょう。
特に寒いと、靴下が濡れていると足が冷えてどんどん体温を奪われてしまいますので、厚手の靴下は多めに持っていきましょう!

キャンプでの食事

アメリカならではの食べ物の一つが、豊富な種類のシリアルやグラノーラバーです。
日本にもありますが、アメリカにあるそれらの種類の多さは比ではありません。

シリアルやグラノーラバー、は非常に軽くて持ち運びも便利で、少量で高いカロリーとエネルギーをすぐに得られるので、キャンプには必需品です。

日本ではあまり馴染みがない「オートミール」は、アメリカではかなり一般的で、人気な食べ物です。
少量で満腹感が得られるし、とにかく軽いので持ち運ぶのが非常に楽です。また、いろいろな食べ方ができるのもオートミールの魅力の一つです。

 

特に冬のキャンプでは、食事は体を温めるチャンスです。オートミールはボイルして食べるものなので、体も温まります。
味付けもキャンプの場合は、ハチミツや砂糖を持って行って混ぜれば調理も簡単で高カロリーな食事の完成です。

「クエーカー」のオートミールはアメリカでは非常に人気で、日本でもお店に置いてある場合があります。

日本のキャンプでの食事は、いかにインスタ映えするか、いかに手が込んでいておいしいかに重点が置かれがちなように思われます。もちろんキャンプで豪華な料理が食べれるに越したことはないでしょうが、準備や片づけに時間がかかってしまいますよね。アメリカ人がキャンプで重視するのは、いかに準備や調理が楽で、効率的にエネルギーが摂取できるかです。

例えばキャンプの朝食にパンケーキが一般的ですが、ジップロックに粉を入れて持っていき、現地で水か牛乳を混ぜてそのまま揉み、後はフライパンで焼くだけです。
卵は割れずに持っていくのに苦労するのであえて持っていかなくても、チョコチップでも混ぜれば十分においしいパンケーキが作れます!

冬のキャンプでは、持っていく材料が凍ってしまわないか考え、作る料理も選ぶことが重要です。

また、食べ物に関して気をつけなくてはならないことが別であります。それは、夏でも冬でもテントの中に食べ物や歯磨き粉、たとえキャンディ1つでも、においのするものは、そのまま絶対に置かないようにすることです。

アメリカでは、夏はクマやグリズリーもいますし、冬でもネズミやキツネ、ウサギなどが、においをかぎ分けてテントに穴をあけてしまいます。
冬、クマなどは冬眠しているので、食べ物を入れた袋は近くの木の枝にかけるくらいで大丈夫です。

日本ではそんなに気にしなくても大丈夫ですが、キャンプ場は自然の多い場所にあるため、どんな動物が食べ物を狙っているか分かりませんので、クーラーボックスにいれるなり、しておいたほうがいいです。

お酒を楽しむ

体温低下を和らげるために、冬はウイスキーなどアルコール度数の高いお酒を持っていきましょう。
少量でもウイスキーを飲めば、体は冷えていても体内は熱く感じることができます。ワインなどは大量に飲まないと体が熱いと感じないので、ウイスキーを300l程度、ペットボトルのものなら持ち運びも便利です。

空になったペットボトルもいざというときに役立つこともあります。ゴミはしっかり持ち帰りましょう。
また、喉が渇いたときに雪を食べる行為は絶対にしてはいけません。一気に体温を奪ってしまうので、命に関わりますのでやめましょう。
雪はどんなときも必ず溶かして水かお湯にした状態で飲みましょう。

アメリカ人に見習おう

アメリカ人のように冬にキャンプに行く日本人は多くありません。
冬には冬ならではの美しい景色が広がっているので、寒さに負けずぜひ挑戦してほしいです。
冬のキャンプは自分の経験値を高めてくれます。


written by Ameruka