キャンプをやっていると、雨に見舞われることもありますよね。途中からパラパラと降ってくるくらいならいいですが、一番困るのはこれからテントを建てようとするときの雨です。
とくにキャンプを始めたばかりの頃は、ドロドロになった地面を前に途方に暮れてしまうことも珍しくありません。

そこで今回は初心者の方向けに、雨の日のテント設営のコツやポイント、役に立つおすすめアイテムをピックアップ！
心構えがあれば、突然の雨でも落ち着いて設営できるようになります。参考にしてみてくださいね。

雨キャンプのテント設営のコツ

出典：写真AC

まずテントを立てる場所ですが、一番のおすすめは泥が露出しにくい砂利のサイトです。芝生のサイトも雨のはね返りを防いでくれるのでいいでしょう。
くぼ地など雨が流れ込みやすい低い場所を避けるのも大切です。広いサイトでは、思わぬ量の雨水が流れ込む場所もあります。
雨キャンプに慣れてない場合は、サイトの管理人さんに聞くのもいいでしょう。「この雨だとこの区画はどうなりますか？」と聞けば、テントを張るならこっち側がいいなど教えてくれることもあります。
また、ペグはぬかるんで抜けてしまう場合もあるので注意。不安な場合は大きめの石にロープを巻いて、重りとしましょう。

まずはタープから

雨の中の設営の場合、まずテントの設営場所にタープを張ります。グランドシートを敷いてその上にテントを張り、すべて張り終えたらタープを移動します。
タープの方がテントより低い場合、タープの下でテントを移動できるギリギリまで組んだら、設営場所までテントを移動してから組み上げる方法もあります。この場合はグラウンドシートの移動が少し面倒になります。

ブルーシートを活用する

タープやキャノピーで雨をしのいでも、はね返りや吹き込む雨でギアは濡れていきます。荷物の出し入れが激しいコンテナなどはブルーシートの上に置き、折るようにかぶせておけば濡れません。
ベストはテント内に靴やコンテナもきちんと収納すること。とくに靴は濡れると取り返しがつきません。できれば大き目のビニル袋に入れて、テントが濡れないように入れておきましょう。

雨のキャンプにおすすめ！持っておくと便利なグッズをピックアップ

【Coleman】アウトドアドライバッグ（L）

出典：amazon

濡れたものを収納するのに便利なドライバッグ。
大型なので汚れたグランドシートや濡れたフライシートなど、ケースにしまいたくないものをとりあえず入れておくのにも重宝します。

値段：￥2,912

【GEERTOP】両面シリコンナイジングシート

出典：amazon

軽量、薄型、完全防水のグランドシート。タープやピクニックシートとしても利用できます。
サイズもM~XXXLと展開が豊富。

値段：￥2,288～

【ペタックス】シート補修テープ

出典：amazon

テントやタープ、レインコートに穴が開いてしまった場合の緊急時の補修テープ。カラー展開が多く、目立たない色を選べるのが嬉しい。
もしもの時に１つあると安心です。

値段：￥1,280

雨が強くなる場合は無理をしない

出典：写真AC

多少の雨ならいいですが、豪雨の場合は無理をしないようにしましょう。
事前にわかっているならキャンセルをする、無理だと思ったら泊まらずに早めに撤収する判断も大切です。
予想外に雨が強くなってしまった場合、コテージにチェンジできないか相談する、車中泊に切り替えるという手段も検討しましょう。
車中泊に切り替える場合、下ろせる荷物はテントやタープへ移動し、グランドシートやブルーシートをかぶせて浸水を防ぎます。
シュラフや着替えの服は絶対に濡らさないのはもちろん、体も冷やさないように気を付けましょう。

アフターケアは「すぐ干す」！

雨キャンプで一番気を付けたいのが、やはりアフターケア。とくに濡れたテント類はすぐに干すのが鉄則です。
できるなら外で、無理なら玄関や風呂場で水気を拭いて室内に広げるなど、できる範囲で早く水分を取りましょう。

雨の日のキャンプも、サバイバル感があって少しワクワクしますよね。慣れるまでは大変なことも多いですが、突然の雨でも落ち着いて対処できる、かっこいいキャンパーを目指しましょう！

written by ashitamago