キャンプに行くのは楽しいけれど、クルマにアイテムを積み込むのに毎回苦労する、そんな思いはキャンパー初心者は誰しも抱くものです。それを難なくこなしている上級キャンパーは、どこが違うのでしょうか。
今回は、スムーズにきっちりと、しかも楽々とアイテムをクルマに積み込み、上級キャンパーになれる「パッキング術」をご紹介します。
■パッキング上手は気持ちいい!
キャンプが面白くなるほど、アイテムは増えてしまうものです。あんな料理をしてみたい、テントサイトを快適にしたい、お天気対策も欠かせない!
など、アウトドアを楽しもうとすると、アイテムは増えてしまうものです。
でも、クルマのラゲッジスペースが、増えるわけではありませんので、大事なのはいかに効率よくアイテムを積み込むか、にかかっています。そして、楽にアイテムを積めるテクニックを駆使すると、こんなメリットも生まれます。
●クルマまで楽に運べる
●ラゲッジに積みやすくなる
●荷室でアイテムがガタガタしなくなる
●運転中の安全性が高まる
●家での収納も省スペース化できる
■収納ボックスを使いこなす
まず、アイテムを整理しつつ、収納性と機動性を高めるために、荷物は収納ボックスに入れるようにします。
調理用、バーナー&ランタン&炭火用、テント内用グッズのように、用途別の収納ボックスにしておくと、クルマから運び出してテントサイトのそれぞれの場所に一気に運べますのでとても便利です。
小物は、まとめて袋に入れたり、小箱に入れるなどしてボックスに入れます。また、収納ボックスは型を統一すると重ねやすくなり、がたつかなくなります。収納ボックスは重ねてカートで運べますので、マンション等でも家からの運び出しが楽にできます。
■大きな物や重量物はラゲッジの奥に入れる
クルマに積むとき、まずかさばって重い物から載せます。このとき、奥に押し込むことと、なるべく低くするのがコツです。また、アイテム同士の形を利用して組み合わせるように積み、上部が平らになるようにするのがポイントです。
次に収納ボックスで、奥のアイテムを抑えるように積みます。このとき収納ボックスの形が四角くなるように並べると、残りのアイテムが積みやすくなります。
また、重い物をクルマの奥に積むと走行安定性も高まりますので、安全運転のためにもおすすめです。
■薄い物、柔らかい物は隙間に入れる
テーブルやラックなど、折り畳むと薄くなるアイテムは、荷物の隙間を利用して差し込みます。
隙間をなるべく埋めたうえで、次に柔らかい物を空間に埋めていきます。柔らかい物が緩衝材になることで、荷物のがたつきが減り荷崩れしにくくなります。とくにラゲッジの両サイドに、詰め物のようなパッキングが効果的です。
■クーラーボックスを最後に積むスペースを確保しておく
食材は、キャンプに向かう途中に仕入れるものです。
そこで、重くてかさばるクーラーボックスですが、これだけは最後に積んでフタを開閉できるようにしておきます。
また、ベビーカーなどが必要な場合も同様です。ただし、ラゲッジネットなどを使い荷物の上に固定できるようにします。
■後方視界を確保できればベスト!
増えてしまいがちなアイテムですが、ラゲッジに積むときルームミラーで、後ろが見えるような積み方になっているでしょうか。
ルーフまで積んだほうが、荷物は安定するかもしれませんが、安全運転のためには後方視界はキープしておきたいものです。
荷物の上部にしっかり後方確認できるスペースがあり、そのうえでアイテムががたつかないような積み方ができれば上級キャンパーのパッキング術をマスターしたといえます。
■パッキング上手はキャンプ上手!
パッキング上手になるための、第一歩は収納ボックスの使い方を、マスターすることです。自分のクルマに合う形や大きさをチョイスできれば、荷物運びから積み降ろしまで楽にできるようになります。
アイテムは増えても、ラゲッジに余裕ができれるようになれば、いうことなしです。ますますキャンプを楽しめるようになりますね。