日焼けした肌を早く治すためにすぐできるアフターケアについて

海水浴

夏を屋外で過ごすと、このようなことがよく起こります。

  • 川で仲間と泳いだ後、肌がヒリヒリして真っ赤になる 
  • キャンプでバーベキューしたあと、露出した肌がかゆくなってきた 
  • 昼間を屋外で過ごしたあとでお風呂につかると、体がチクチクして痛い

これらは日焼けが原因で、紫外線がもっとも強い7月から8月にかけて起こる現象で、ご自身だけでなく周りの方の肌が極端に真っ赤になっていれば、日焼けによるヤケドのサインです。

この記事では、もし日焼けした場合に早く治すためのアフターケアとあわせて、治療後のケアについてもお伝えします。

気がつかないうちに日焼けしたら早く治す

海岸の傘の下で遊ぶ子供達

出典:unsplash

7〜8月の昼間、肌を露出した状態を外で過ごしたあと、露出した部位に次のような症状があるかをみてください。

  • 真っ赤である
  • かゆみを感じる
  • ピリピリした痛みがある

「まだキャンプしているし、帰ってから様子を見ればいい」と思ってはいけません。
その時点で、すでに軽いヤケド状態にあるからです。
火に触れたわけでもないのに肌がやけるのは、太陽光線に含まれる紫外線が原因です。
電灯に手をかざし触れなくても熱く感じるのは電灯光に熱があるのと同じで、太陽光に含まれる紫外線にも熱があります。
78月の太陽光はとても強く紫外線も強いので、肌を露出した状態で過ごすと紫外線によって軽いヤケドを起こすのです。

なぜ何も感じなくても日焼けを早く治すことが必要なのか

昼間のビーチ

出典:unsplash

日焼けの初期症状は肌が赤くなるだけなので痛みやかゆみなど何も感じませんが、これはヤケドの初期症状です。

この状態を放置したまま時間が経過すると、次のことが起こります。

  • 発症から6時間以内にかゆみが起こる
  • 6〜12時間でかゆみと痛みが増す
  • 12時間を超えると肌がただれる

時間が経過すれば症状はさらにひどくなり、重症化すれば高熱や脱水症状もひきおこしかねません。
キャンプのあとで何も感じなくても、誰かに肌の色を確認してもらうのがいいでしょう。

日焼けを早く治すためのアフターケア

アイスボックス

出典:unsplash

もし何も感じなくても肌の色が赤いなら、あとになって炎症物質が発生して痛みとかゆみが引き起こされます。
それを防ぐには一刻も早く冷やすのが一番でずが、すぐに医師に書かれない場合はご自身で処置しなくてはなりません。

キャンプ場でできる応急処置として、次の3つがあります。

保冷剤や氷で冷やす

日焼けした部分にタオルでくるんだ保冷剤や氷で冷やし、ほてりを鎮め、炎症の進行を抑えましょう。
タオルでくるむのは保冷剤や氷による直接的な刺激を避けるためで、強い刺激は逆に炎症の進行を加速させます

水道水で冷やす

水による直接的な刺激を避けるために日焼けした部位にハンカチかタオルを乗せて、その上から水を優しくかけてください。
かけ終わったら、乾いたタオルで体に付着した水分を優しくふきとりましょう。
体表に水分が残ると、蒸発時に体内の水分も一緒に蒸発し、肌がさらに乾燥してしまうからです。

紫外線を避ける

影のあるところにいれば、紫外線による刺激を避けることができます。
どうしても外に出ないといけない場合は、日焼けした部分を隠すように長袖・長ズボンや帽子などで紫外線にさらさないようにしてください。

冷やせば熱が下がり炎症の進行を止められるので、医師にかかるまではアフターケアで対処して一刻も早く病院に行きましょう。

医師の治療後も日焼けのダメージは残っています

ビタミン

出典:unsplash

日焼け治療を受けて痛みやかゆみがなくなり赤みがおさまっても、肌が受けたダメージは残っています。
紫外線は肌の表面だけでなく、その裏側・真皮にもダメージを与えているからです。
真皮がダメージを受ければちょっとしたことでかゆみを感じやすくなるだけでなく、歳をとるとシミやシワができやすくなります。
ダメージを取り除くだけでなくシミやシワを防ぐためにも、次のケアに取り組んでください。

ビタミンを取る

日焼けした肌や真皮は酸化しているので、抗酸化作用が強いビタミンを果物やサプリメントで摂取して、酸化を防ぎましょう。

水分摂取をこまめに

一度ダメージを受けた肌や真皮は保水作用が落ちて乾燥しがちになるの、こまめに水分を摂取して肌の保水力を高めてください。

保湿剤を体に当てる

日焼けした肌は乾燥した空気にさらされるとかゆみを感じやすくなるので、保湿剤で肌の乾燥を抑えてかゆみを防ぎましょう。
ただしこれらは即効性がないので、時間をかけて取り組んでください。

まとめ〜日焼けは放置せず早く治すことがとても大切

今回は日焼けしたときのアフターケアと、治療後のケアについてお伝えしました。

7〜8月は暑いので半袖・半ズボンのかっこうで肌を露出しがちですが、太陽光の紫外線が強い時期なのでキャンプするときは日焼けに気をつけましょう。

もし日焼けしたら早く医師にかかるのが一番ですが、それができないときはアフターケアで症状を悪化させないようにしてください。