北の大地で短い夏の数か月だけ営業をしている、富良野のパッチワークの丘の中にある「星に手のとどく丘キャンプ場」をご紹介します。
山の上にある、人里を離れた立地のおかげで、街の灯が遮断され、月明かりの無い夜は、満天の星空の中で、焚火を楽しめる人気のスポットです。
なかなか予約の取れないキャンプ場ですが、チャリダーやライダーには専用サイトがあり、こちらは格安ながら空いていることが多いです。
オートサイトやコテージなどは、事前予約をしっかりとしないと夏休み時期などには、平日でも満員の事があるので注意が必要です。
コテージにはベッドや布団などの寝具も備え付けてあり、予約をすればレンタル品もありますので、手ぶらで泊まれます。
食料品はキャンプ場のあるベベルイ(地名)の山に入る前に、富良野の街で調達しておくのがお勧めですが、キャンプ場に併設されている「ひつじの丘」というレストランで、ジンギスカンが食べられます。
こちらのジンギスカンは、全国各地の旅行番組でも紹介されていて大人気の品です。
お昼どきはキャンプ場の駐車場は旅行客で満員で並ぶ必要もありますが、夕方の閉店時間が近づく頃になると宿泊者中心で待ち時間も少なくなります。
夕方、レストランのベランダから対面を見ますと、パッチワークの丘に沈んでいく夕日が美しく、素晴らしい景色が楽しめます。
ご家族・ご友人で夕陽を見ながら食べるジンギスカンは一生の思い出になると言っても過言ではないでしょう。
なお、このジンギスカンはタレごと袋詰めにしてくれるので、自分の泊まっているサイトに持ち帰り、自身の道具で調理することも可能です。
私はロゴスのピラミッドグリル小を持参していたので、二日目はテントサイトで落ちる夕日を見ながら、ゆっくりとジンギスカンを楽しみつつ、日が暮れて冷えてきたら焚火をして楽しみました。
最後にキャンプ場で気になる施設について説明をします。
キャンプ場には二か所のトイレ場が設置されており、トイレはいずれも洋式のウォッシュレット付きで夕方までの清掃が行き届いており、清潔です。
台所は屋内型の屋根付きで、雨の日でも使いやすい親切な設計となっていますので子供さんも安心して使えます。
なお、キャンプ場内および徒歩圏には温浴施設はありませんが、場内にあるシャワーは有料で借りることもできます。ただしシャワーは1か所しかないので混み合います。
車を出して温泉に行こうという場合は、宿泊時に申し出れば近くの温泉施設(車で10分ほどのフラヌイ温泉)の100円の割引券がもらえます。
このキャンプ場は、オーナーさんが都会から移住をしてきて叶えた、自身の理想のキャンプ場なので、多くのキャンパーの人たちの望む事が一杯詰まっている、居心地の良い素晴らしい場所でした。
【今回のキャンプ場】
星に手のとどく丘キャンプ場
住所:北海道空知郡中富良野町ベベルイ
電話:0167-44-3977
▼公式サイト
http://www.hoshioka.com/
▼天気予報や混雑予測はこちら
https://camplog.jp/article/camp/6d
written by:なかお