北欧のフィンランド発祥とされているサウナは、日本では1950年代に上陸、1964年の東京オリンピックにてフィンランド選手団が選手村に持ち込んだことによって注目を集め普及したと言われています。
当初はいわゆる「オジサン」の憩いの場として使用されていましたが、2020年頃から若者を中心にサウナブームが到来し、同時にブームとなっていたアウトドアと融合してテントを使ってサウナを行うテントサウナも人気です。
そこで今回は、サウナにおける新たな試みを紹介していきたいと思います。
サウナの新たな試みとは?
今回紹介するサウナにおける新たな試みは『サバス』と名付けられたプロジェクトです。
『サバス』とは?
『サバス』は、令和時代の新たなバス事業を提案する株式会社リバースと日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」が連携し企画したプロジェクトで、どこでもサウナが楽しめるように人がサウナ施設に行くのではなく、サウナが移動できるようにバスをサウナ仕様に改造し「サウナバス」として訪れるというプロジェクトです。プロジェクト名は「サウナバス」を略して『サバス』となりました。
『サバス』詳細
『サバス』に使用するサウナバスは、兵庫県姫路市に本社があるバス会社神姫バス株式会社所有の引退した路線バスを東京のデザイン会社・株式会社NODが空間設計を行い出来上がりました。
内部は、薪ストーブを配したサウナ室ともともとの路線バスの雰囲気をふんだんに残した休憩スペースに分かれています。
路線バスならではの降車ボタンを押すと熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「蒸気降りますボタン」や、吊り革をそのまま残すなどユニークな仕掛けもあります。
今後の予定は?
『サバス』は、2022年2月にサービス開始を予定しています。
訪れる場所として想定しているのが大型駐車スペースのある施設やアウトドア施設などで、サウナと言えば水風呂との相性が良いのでプールを設置したり、川や湖のそばで行うといいかもしれません。
各地で行われるイベントの目玉アトラクションとしても有望かもしれません。
現在、サバスHPでは訪問依頼や取材依頼を受け付けています。
まとめ
今回は、サウナにおける新たな試み『サバス』プロジェクトを紹介しました。
このプロジェクトは、人口減少や自家用車増大、それに加え新型コロナウイルス感染防止のための移動の控えによるによる路線バス事業の先細りという課題に対する打開策として考えられました。日頃キャンプをしている場所に『サバス』が来てくれたら新たな楽しみが増えると思います。
このプロジェクトが成功するよう期待しましょう。
興味のある方は、サバスHPをチェックしてみてください。