日本の産業構造は、実際の物を生み出さない小売業やサービス業などの第三次産業が50%を超え、そのために人口は都市部に集中しています。しかし近年国連が提唱する「サスティナブル(持続可能な)」社会の構築には、この産業構造はいびつで農業などの第一次産業の高齢化も叫ばれています。そんな中若い人の中には1次産業である農業を挑戦したいというかたも少なからずおられるようです。
しかしいざ農業を行うと言っても、耕地のある所への移住・用地の取得・栽培のノウハウの学習と超えるべきハードルが多くあるのが現実です。
そこで今回は、「農業」「仕事」「レジャー」を集約した施設を紹介したいと思います。
「誰でも農業が簡単にできる。」をテーマにした試みとは?
前述したように、「農業をやってみたい」「リモートワークと農業を両立したい」という若い方は少なからずおられます。そんな人々のために「誰でも農業が簡単にできる。」をテーマに農業を学びながら、仕事を行うこともできレジャーも楽しむことができる施設を立ち上げる事業として「ONE FARM」が生まれました。
「ONE FARM」は、農業を持続可能な産業として発展させるために作られたグリーンラボ株式会社がおこなっています。
「ONE FARM」が手掛ける新たな施設とは?
2021年3月19日にオープンした「ONE FARM」が手掛ける新たな施設は『ONE FARM 深谷 Works』です。
施設特徴
アグリワーケーションが実践できる
施設内には、ワークスペースを装備した「VEGGIE Works」、土耕エリア、テントサイト、デッキサイト、ピザ窯、ドッグランなどが設置されており、農業をしながらリモートワークに従事し、余暇にはキャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーが楽しめる「アグリワーケーション」を実践できます。
(注)「アグリワーケーション」とは、agriculture(農業)・work(仕事)・vacation(余暇)を組み合わせた造語です。
IT農業の基礎を学べる
施設内のもう1つの特徴は、太陽光利用型植物工場「VEGGIE」が設置されていることです。
この「VEGGIE」を利用して、IoTシステム等から取得したデータを読み取りハウス制御を行い野菜を収穫していくという次世代農業の形である「IT農業」の基礎を学ぶことができます。
利用料金は?
『ONE FARM 深谷 Works』の利用には、1回あたり500円のビジターからテントサイトやピザ窯も利用できる月会費3,000円のシルバー会員、太陽光利用型植物工場「VEGGIE」のオーナーにもなれる月会費9,000円のブラック会員までのさまざまな種類があります。
詳しいことはグリーンラボHPの問い合わせフォームより確認してみて下さい。
アクセス
住所:埼玉県深谷市下手計380-1(深谷市立豊里幼稚園跡地)
車でお越しの方:関越自動車道・花園ICより約30分
電車でお越しの方: JR深谷駅より車で約10分
まとめ
今回は、「農業」「仕事」「レジャー」を集約した施設『ONE FARM 深谷 Works』を紹介しました。
本施設は、仕事を持ちながら「将来農業をしてみよう」という方に仕事をしながら学べる施設として適しています。プラス余暇も楽しめるので参加するハードルは低いと思います。
興味のある方は、グリーンラボHPをチェックしてみてください。