キャンプでは、日常生活と違って暗闇の中の灯りが貴重なものとなります。
最近ではさまざまな照明ギアの選択肢がありますが、昔ながらの灯油やパラフィンオイルを燃料とするハリケーンランタンも人気があります。
そこで今回は、ハリケーンランタンのおススメギアを紹介していきたいと思います。
ハリケーンランタンとは?名前の由来も
ハリケーンランタンは、油を皿に入れ燈心を浸し火を灯す古くからの照明器具を機能的にしたもので、1920年頃にはその構造が確立したと言われています。
構造としては、オイルタンク・芯・ホヤ・ハンドルなどの部品で構成され、ガラス製のホヤが風雨から炎を守るだけでなく、上昇気流を作り出すことによって効率よく燃焼を持続させます。燃料は灯油とパラフィンオイルを使うものが主流です。
ハリケーンランタンという名前は、日本では台風と呼ばれるアメリカにおけるハリケーンの中でも灯りが消えないという評判から名付けられたものとされています。
ハリケーンランタンの特徴
風雨に強い
ハリケーンランタンの最大の特徴は、名前の由来にもなったように嵐のような風雨でも灯りを灯し続けることができるということです。ホヤとオイルタンクにより燃料とそれによって灯される炎が外界と切り離されているためで、電気灯ができるまでの長い間照明器具として愛された要因にもなっています。
燃焼時間が長い
オイルタンクが付属しているため、製品によっては20時間もの長時間点灯が持続させることができます。また使用方法も簡単で燃料をオイルタンクに注入し、芯に油が上がってくるのを待ってから火をつけるだけです。
ハリケーンランタンおススメ4選
【Feuer Hand(フュアハンド)】 ベイビースペシャル276ジンク
オイルランタン・ハリケーンランタンを選ぶにあたりまず押さえておきたいのが、1893年創業ドイツの老舗オイルランタンメーカーFeuer Hand(フュアハンド)です。そのなかでもベイビースペシャル276ジンクは1番の人気ギアとなっています。
亜鉛メッキされマットシルバーのボディは錆びにくく、扱いやすいサイズ・燃焼時間も20時間以上で定番モデルとなっています。
本体寸法 | 15 × 26 cm |
重量 | 480g |
タンク容量 | 340ml |
燃料 | 灯油、またはパラフィンオイル |
材質 | 本体:ガルバナイズドスチール |
燃焼時間 | 20時間以上 |
明るさ | 5W |
【DIETZ(デイツ)】ハリケーンランタン #D78
1840年にロバート・エドウィン・デイツによって創業されたDIETZ(デイツ)はアメリカにおけるハリケーンランタンの老舗ブランドです。数あるラインアップの中でポピュラーなのがD78モデルです。
ちょうどいい大きさと、約20時間の燃焼時間、4分芯(12mm)がともすほのかな灯りが人気のギアです。
本体寸法 | 約15 × 約26.5 cm |
重量 | 約 470g |
タンク容量 | 約 340cc |
燃料 | 灯油、またはパラフィンオイル |
材質 | 鉄、ガラス |
燃焼時間 | 約20時間 |
明るさ | 約 7CP |
【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】CS オイルランタン
日本のメーカーがお好みの方は、新潟県三条市に本社を持つ総合アウトドアブランドCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)のCS オイルランタンがおススメです。
大きさを大(幅170×奥行140×高さ305mm)中(幅160×奥行120×高さ250mm)小(幅120×奥行100×高さ190mm)から選べます。
本体寸法 | 大:幅170×奥行140×高さ305mm(本体のみ) 中:幅160×奥行120×高さ250mm(本体のみ) 小:幅120×奥行100×高さ190mm(本体のみ) |
重量 | 大:490g 中:370g 小:250g |
タンク容量 | 大:約300ml 中:約200ml 小:約120ml |
燃料 | 白灯油、またはパラフィンオイル |
材質 | 本体:鉄、ホヤ:ガラス |
燃焼時間 | 大:約20時間 中:約14時間 小:約10時間 |
【BUNDOK(バンドック)】オイルランタン
リーズナブルなアイテムがほしい場合は、CAPTAIN STAGと同じ新潟県三条市に本社を持つ株式会社カワセのアウトドアブランドBUNDOK(バンドック)のオイルランタンがおススメです。
本体寸法 | 約160×120×250mm |
重量 | 約400g |
タンク容量 | 約200ml |
燃料 | 灯油、またはパラフィンオイル |
材質 | 本体/スチール(クロームメッキ)、ホヤ/耐熱ガラス |
燃焼時間 | 約14時間 |
まとめ
今回は、キャンプの夜を優しい光で照らすハリケーンランタンのおススメギアを紹介しました。
最近ではLEDランタンなどが開発されていて、明るく照らすギアも多くありますが日本で言うところの「行灯」に似たハリケーンランタンの灯りは何とも言えない雰囲気があり、キャンプ気分を盛り上げることでしょう。