原子番号6の元素である炭素(C)は不思議な素材です。
日頃目にする炭素として有名なのは、鉛筆やシャープペンシルの芯などの黒鉛や石油・石炭・天然ガスなどのエネルギー源ですが、結晶化すればダイヤモンドという最高硬度の宝石になります。
また宇宙へ届くエレベーターのワイヤーとして考えられているほどの強度を誇るカーボンナノチューブも炭素からできています。
今回は、そんな炭素で出来ている素材「カーボングラファイト」を使った調理釜がクラウドファンディングに登場していますので紹介したいと思います。
ブランド紹介
今回紹介する製品は、大阪府大阪市にある株式会社サンフィールドのブランドである「サラカリ」から生まれました。
「サラカリ」は、食器・テーブルウェアのレンタルサービスを行っています。
「サラカリ」が生み出した調理釜とは?
今回紹介する「サラカリ」が生み出した調理釜は、『HACHI』と名付けられました。
製品特徴
含有量99.9%のカーボングラファイト素材
『HACHI』は無垢のカーボングラファイト素材から出来上がっています。このことにより様々な特性があります。
優れた熱伝導性
カーボングラファイトは鉄やステンレスなどに比べ、熱伝導率が圧倒的に優れています。このことにより鍋全体に熱がいきわたり、ムラのない調理が可能となり8分での炊飯が可能です。
またその熱伝導性の良さかから、固形燃料のような弱い火でも炊飯が可能になりました。
炭火のような遠赤外線効果が
カーボングラファイト素材は、35℃以上に温めると「遠赤外線」が発生します。この「遠赤外線」が旨味をすべて閉じ込めます。
コーティングにも秘密が
『HACHI』の表面に施された特殊コーティングは、「焦げつきにくい」「簡単に洗える」「衛生的」「美しさ」を実現しています。例えば炊飯時に楽しみとなる「おこげ」も鍋肌にこびりつくことなく簡単に洗い流せます。
様々な熱源に対応
『HACHI』は、ガスコンロはもちろん、IHや電子レンジなど、様々な熱源に対応しています。当然アウトドアでの調理にも対応しており、キャンプにて短時間で美味しいお米を炊くことができます。
製品仕様
『HACHI』は1~1.5合炊と3~5合炊の2種類がラインナップされています。
1~1.5合炊
直径 | 130mm |
高さ(本体のみ) | 90 mm |
重さ(本体のみ) | 433g |
素材 | カーボングラファイト |
内面 | フッ素コート |
蓋 | 木材/栓(黒・赤・木) |
3~5合炊
直径 | 180mm |
高さ(本体のみ) | 130mm |
重さ(本体のみ) | 947g |
素材 | カーボングラファイト |
内面 | フッ素コート |
蓋 | 木材/栓(黒・赤・木) |
価格と販売方法は?
『HACHI』は、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行発売されています。
価格は、販売予定価格が、1~1.5合炊63,800円(税込)、3~5合炊107,800円(税込)のところ、数量限定で1~1.5合炊は10%オフの57,420円(税込)、3~5合炊は20%オフの86,240円(税込)となっています。
なおクラウドファンディングという特性上、購入後の製品は2021年2月末までにお届け予定となっています。
まとめ
今回は、「カーボングラファイト」を使った調理釜『HACHI』を紹介しました。
カーボン(炭)と聞くと火をつけてしまったら燃えてしまうと考えてしまいますが、「カーボングラファイト」と言う素材になると鍋の素材になってしまいます。技術の進歩というのは素晴らしいものですね。
『HACHI』に興味のある方はクラウドファンディングサイト「Makuake」をチェックしてみて下さい。