太古、遣唐使の宿泊所であった地が、令和に新たな自治を創造したコミュニティ『唐泊VILLAGE』としてオープン

学生の時、日本の歴史で必ず習ったであろう「遣唐使」と言う言葉。当時最先端国家であった中国大陸にあった王朝「唐」へ先進的な技術や政治制度や文化、ならびに仏教の経典等の収集を目的に飛鳥時代から平安時代にかけて派遣されていた使節です。日本仏教の世界で有名な「空海」や「最澄」も遣唐使として派遣され、その後真言宗や天台宗を開いています。

そこで今回は、太古、遣唐使の途上宿泊所となっていた福岡の地に地域を巻き込んだグランピング施設がオープンしましたので紹介したいと思います。

新たなコンセプトの福岡にあるグランピング施設とは?

今回紹介するグランピング施設は、『唐泊VILLAGE』といいます。

 

出典:karadomari.jp

『唐泊VILLAGE』のコンセプト

唐泊は「からどまり」と読み、福岡と佐賀の間、糸島半島の北東は北崎地区の集落です。遣唐使の宿泊地出会った歴史と共に地元の人々が集落の裏手にある秘密の浜を古くから「うしろ浜」と呼び大切にしてきました。

このような歴史と「うしろ浜」という呼称に着想を得た「Back to the Beach」が『唐泊VILLAGE』のコンセプトとなっています。

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「美しい浜に抱かれるひと時が、こんなにも穏やかで豊かな日常を育んでくれる。」
遣唐使の頃から集落の方々に脈々と受け継がれてきた
その思いと誇りに敬意を表し、訪れる人々にとって海に寄り添う営みが
いかに豊かなものか思い出させる

このような場所を『唐泊VILLAGE』は目指しています。

地域との共生も目指す

『唐泊VILLAGE』は、さらに「CRAFT NEXT LOCAL on the beach」という哲学のもと作られています。

美しい浜に隣接した2haに及ぶ耕作放棄地に作られた『唐泊VILLAGE』に訪れる人々は、地元である唐泊町内会のメンバーとなると位置づけ、将来的には既存町民との交流にて生まれたアイデアや産物を地域活性化の糧となるよう考えられています。
まずグランピングに訪れ、次には定期的なワーケーション、最終的には移住による地元での就業やテレワークによる生活も視野に入れています。

『唐泊VILLAGE』の施設は?

『唐泊VILLAGE』には、様々な施設が設置されています。

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宿泊施設

『唐泊VILLAGE』では「ベーシック」と呼ばれるテントが5サイト用意されています。

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次に「スペシャル」と呼ばれるインスタントハウスor大型テントが4サイト用意されています。

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プライベートビーチとビーチサイドバー

唐泊の特徴である「うしろ浜」にはプライベートビーチがあり、ビーチサイドバーも併設されています。

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中央広場

大きなスターシェードが常設された中央広場は、憩いの場と同時に地元住民との交流の場になります。

利用料金と予約方法は?

『唐泊VILLAGE』の利用料金は、

「ベーシック」プランの場合1サイト5名まで利用で、一人当たり1泊22,000円(子供・ペット料金有)

「スペシャル」プランの場合テントチャージとなり1泊2名様まで¥60,000 3名様以上は1名様あたり¥22,000となります。

なお宿泊には、アウトドアラウンジ / ワークスペース / ミーティングスペース / サウナ / フード3食(焚き火料理、炭火料理)/ フリードリンク / ミュージック のオールインクルーシブ。1泊3食のお食事がつきます。

宿泊予約は唐泊VILLAGEのHPからできます。

まとめ

今回は福岡の地の地域を巻き込んだグランピング施設『唐泊VILLAGE』を紹介しました。

都会では町内会への敬遠、地方では過疎化によって居住地域の人々の交流が失われつつあります。本来地域の活性化は人々の交流によって生み出されるものです。
『唐泊VILLAGE』はレジャーと同時に人々の交流も生み出そうという画期的な試みです。

興味のある方は、唐泊VILLAGEのHPをチェックしてみて下さい。